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RFI、RFP、ベンダー評価

いまの時代、自社内開発だけでシステムを構築することは少ない。様々なサービスと連携したり、外部のベンダーとコラボすることは当たり前になっている。協力してもらう相手を間違えば、それはプロジェクトが失敗したも同然。気を付ける点などを整理したい。


準備(目安20社)

会社としての、ITロードマップ・グランドデザインを決める
なにか判断が必要な時に拠り所とするための指標・方針・ビジョンが必要である

システム化方針を決める
パッケージのカスタマイズか、SaaSサービスを利用するか、などの大まかな方針決め。求める機能/スコープ。予算感。スケジュール感。

ざっくり候補出し
可能性のありそうなベンダーのピックアップ(20社)。ネット上の情報元とに、自分たちのやりたいこと・必要とする機能を精査していくとともに、実現性の見込めるベンダーを絞り込んでいく。

RFI(目安10社)

RFI(Request For Information)情報提供依頼書
RFIとは、企業や官庁などが業務の発注や委託などを計画する際、発注先候補の業者に情報提供を依頼する文書。ITの分野では情報システムの開発や購入、IT関連業務の委託などを行う前に発行される

RFIで情報収集
事前準備でリストアップしたベンダーの中から10社程度に絞ってRFIを提出して情報収集する。明らかにNGとなる項目がないかどうかチェックする。
 

RFP(目安5社)

RFP(Request For Proposal)提案依頼書
RFPは、情報システムの導入や業務委託を行うにあたり、発注先候補の事業者に具体的な提案を依頼する文書。システムの目的や概要、要件や制約条件などが記述されている。

RFPの内容
・プロジェクトの概要、背景、目的、解決したい課題
・システム全体図、スコープ
・業務要件、機能要件、非機能要件
・想定スケジュール

ポイント
・具体的な実装イメージを書きすぎないこと。ある程度ベンダー側に検討する余地を残すこと

ベンダー評価(1社に決める)

ベンダー評価表
評価観点に対して点数付けする。評価観点に重み付けする。

評価観点
・業務理解度
・機能理解度
・セキュリティ対応
・スケジュール
・コスト(初期費用/ランニング)
・会社の体制、実績、過去事例
・プロジェクト体制、PMの素養
・今後の拡張性

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