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72.9:09 見た目以上?見た目通り?見た目に拘っているのは誰?

結露が鬱陶しい季節です。
鬱陶しいも、字が鬱陶しいです。
カビが生えないように苦心しています。
窓を開けたり、水滴を拭いたり。
乾燥も辛いし、カビもつらいし、切ない季節です。


最近私がとにかく気になっていること。
それは、「収納力」である。
いや、これでは正確ではない。
気になるのは「バッグの見た目以上の収納力」なのだ。

この言葉、よく商品紹介で聞きませんか?
「この可愛いらしいバッグ。意外にモノが入るんです。見た目以上に収納力があるんです!」
なんて言うYouTuberさんやインスタグラマーさんなどがいらっしゃる。

そこで私はいつも思う。

見た目以上の収納力ってどういうこと?
それって、ただ見積もりが甘かっただけなのでは?
見た目以上の収納力なんて四次元ポケットなの?
そんなわけないやん!
見た目通りしかはいらんわ!
と。

その物体に対する「大きい」「小さい」の判断は人それぞれ。
それは分かっている。
それにしても、「見た目以上の収納力」にこだわりすぎではないだろうか。

小さく見えるバッグが流行っているのだろうか。
であったとしても、そんなの若干の誤差なのではないだろうか。
1リットル入るバッグはどう見たって約1リットル入るバッグなのでは?と違和感を抱かずにはいられない。

本当に小さいバッグをもってしても、「意外に収納力」がある、と力説して紹介する方もいる。
リップとカードケースぐらいしか入らないのに。
なんでそんなに収納力をアピールしようとするのか。

バッグは可愛さだ!
このバッグはモノは入らないが、可愛いからいいのだ。
そうやって言ってくれた方が、潔くて好感が持てるのだが。

売りたいものがあって、それがバッグの場合、可愛くて、小さくて、軽いほうが売れるのだろう。
けれど鞄の本来の「モノを運ぶ」という役目からいって、モノが入らないと意味がない。
だから、どんなに小さくても収納力を「盛って」発信する必要がある。
分かるよ。
分かるのだけれど、「見た目以上」にどうしても引っかかるのだ。

あなたの目はそんなに節穴ではない。
他人の目のそんなに節穴ではないのだ。
自分たちが見たものを過小評価しているような物言いは、いかがなものだろうか。

なんてつらつらと述べてきたが、ここまで「見た目以上の収納力」に引っかかっている人間は私くらいだろう。
それも分かっている。

細かいことにこだわる、神経質な人間。
そう言われたこともある。
しかも、ほとんど話したこともないような人間から「見た目」でそう判断されたこともある。
「見た目」にこだわるのはもうやめにしませんか?
「見た目以上」も「見た目以下」もない。
「見た目通り」と決めつけるなんて、もっての外。
本当に大切なのは中身なのだから。

ああ、そうか。
だから「見た目」では分からない「中身=本当の収納力」が大切なのかもな。

なんて、ちょっと腑に落ちたような、そうでもないような。
結局、見た目に拘っているのは…。

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