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90.9:23 「夏の読書リスト」が楽しくて仕方ない

ついに梅雨がやってきそうな我が町。
それにしても暑いな。
夏の定義が良く分からない。
梅雨の前に夏は来ているのか、梅雨が終わってやっと夏なのか。
もう気温は夏なのに、まだ夏ではないと思いたい自分もいる。
いや、それにしても暑い。
やっぱり夏だな、これは。


本をあまり買わなくなって数カ月。
全く買わないということもなく、予算と心の余裕がある時には、どうしても欲しい本を買っている。
また、読書に関する悩みについても下記の記事で告白している。

そんな私であるが、この6月から読書に関して新たな試みを行っている。
それが、「夏の読書リスト」である。
ある海外YouTuberが「summer reading list」を作って紹介しているのを見て、なぜかもの凄く面白そうに感じたのだ。
そのYouTuberは
「読みたい本を読む」
というよりは、
「この夏に読むべきものを読む」
という意図で本を選んでいるようであった。
夏に読む本のリストを作るなど考えてもみなかったので、とても新鮮に感じた。
夏の読書リストは果たして一般的なのだろうか。
バカンスの長い海外独自の文化なのかか、とも思うがどうなのだろう。

それはさておき、私も早速読書リストを作成した。
6月は、
〇『美しき愚かものたちのタブロー』原田マハ
〇『幸せへのセンサー』吉本ばなな
〇『今日はこのぐらいにして休みます』ソン・ヒムチャン(緒方真理人)
の3冊である。

夏という大きな括りで作っても良かったのだが、自分にこのスタイルが合っているか分からなかったので、ひとまず6月分を作った。
そして、気の向くときにこの3冊を読んでいるのだが、このスタイルを物凄く気に入ってしまった。
今までのスタイルである、併読と変わりないようで、リスト化したことによって、より読書に意欲が生まれた。
本に手が伸びる回数が自然と増えた。
好きな時に好きな本を読めばいい、と思っていたが、6月はこの本を読みたいという意思が基になっているせいか、読書がより楽しく感じている。
既に『美しき愚かものたちのタブロー』以外の2冊は読み終わっている。
タブローももうすぐ読み終えそうなので、6月の「夏の読書リスト」は全て読了となりそうだ。

どの本も、6月に読みたいという観点から選んだ。
それが良かったのか、リストというスタイルが良かったのか。
とにかく楽しく読書出来ている。
読書はそれが一番である。
苦痛を伴う(内容による苦痛はともかくとして)読書は、本来好みではない。

7月、8月も続けようと思う。
7月は、
〇『小さな声の向こうに』塩谷舞
〇『オフ・ブロードウェイ奮闘記』中谷美紀
〇『古くてあたらしい仕事』島田潤一郎
の3冊は決まっているが、まだ物足りないので小説を数冊加えたい。
その選定が難航している。
夏といえば、ミステリーという気分であるし、『美しき愚かものたちのタブロー』を読んでいるので、原田マハの別の作品を読みたい気持ちもある。
積読から選ぶのが、とにかく楽しい。
既に本棚から数冊抜き出して、眺めては戻し、眺めては戻しを繰り返している。
ああ、なんて幸せな悩みなのだろうか。

「夏の読書リスト」の魅力にすっかり憑りつかれてしまった。
憑りつかれるといえば、憑き物。
あ、京極夏彦もいいな!
などと、最近ワクワクしながら過ごしている読書家なのであった。

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