家主のライブ

6/16(金)は家主のワンマンライブに行く。最速抽選で申し込んだこともあり、間近で観られそうで待ち遠しい。この日は午後に休暇をとっているから週末気分で楽しめそう。

割りと自由に休みを取れるのは、今の職場の良いところかもしれない。有給休暇は余すことなく消化できそうだし、休日出勤もなければ過度な残業もない。加えて、今はリモートで仕事ができているから生活にもゆとりがある。そういう客観的事実を並べて書いてみると、恵まれた環境にいるのかもしれないと思う。

なのに、これほどまで満たされないのは、自分が傲慢な人間だからなのかな。心は空っぽで、宙ぶらりんのままフラフラ浮かんでる。どこにも行けない絶望と不安を抱えたまま。

いや、正直もはや絶望すらしていない。不安も特にない。ただ、どうでもいい仕事を其れなりにこなし、感情を押し殺して関わりたくない人とも関わって、たまに良いことがあれば、それより多くの嫌なことがある、平坦な日常を漫然と過ごしている。その事実だけが眼前に横たわる。想像可能な域を脱しない日常。そしてそれは、どこまでも果てしなく伸びる荒野に敷かれた線路を想起させる。どこに続いているかも分からない、どこで終わるのかも分からない、そんな線路の上を、ただ何となく走っている。

ここから飛び降りる日が、近いうちに来るだろうと思う。けれど、それには覚悟がいる。いや、これも唯の言い訳かもしれない。ただ何となく走るだけで生活や立場が保証されるというぬくぬくした現実を、手放したくない自分がいるのかもしれない。

うん、まあどうでも良い。本題に戻るとしよう。

家主は最近よく聴いていて、特に『NFP』と『お湯の中にナイフ』という曲はここ数年聴いた邦楽の中でも最高レベルの衝撃だった。フロント3人がそれぞれボーカル・作詞作曲を担当する珍しいスタイルのバンドだが、その中でも特に田中ヤコブが作る曲の温度感とバランスが個人的にめちゃめちゃ刺さる。裏切りの質感がとても好み。

よかったら聴いてみてください。




ではまた。

読んでくださり、ありがとうございました。 今後より充実したものを目指していきます。