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メスティンで作る炊き込みチャーハン

自転車で旅をするときに、昼食や夕食のメインでよくチャーハンを作ります。
正確にはチャーハン味の炊き込みご飯というか、そういう感じのものです。
今回は、新しくAir Stove Largeという携帯式アウトドア用ストーブを手に入れたので、その試用も兼ねて、僕がいつも作る炊き込みチャーハンの作り方を紹介します。


クッカーキット一式はこのケースにすべて収まっています。

メスティン、ケース共に100円均一で売っていたもの。
メスティンはAmazonでよく見るサイズのメスティンよりも一回り小さい1合炊きサイズです。
Air Stove Largeはステンレス板を立体的に組み立てて使うストーブで、バラすとカードサイズになります。ケースに一緒に収めることができるので、いままでエスビットのポケットストーブを使っていましたが、携帯性がいいのでこちらを買うことにしました。


メスティンの中身はこんな感じ。
米一合は僕にとっては多いので、3/4号を一食分としてジッパー袋に入れています。
味付け用に永谷園のチャーハンの素と、ポーションタイプのオリーブオイル。
洗うのが楽になるので所謂"メスティン折り"も一緒に収めています。うまく炊ければ洗い物が楽で済みますが焦がすと紙ごと底に張り付いて悲惨になるので火から下ろすタイミングの見極めが重要です。メスティンの底の焦げ付きは過去散々ミスってきた戦歴です。
100円均一で売っていた3個入りの固形燃料と、スプーンも一緒に収めています。木製のスプーンが好きなので、デザート用かティースプーンか、そんな感じの小さくて短いスプーンを選んで一緒に収めています。
水以外は一食分であれば全部一式まとまるのでとてもコンパクトで気に入っています。


メスティンに米3/4号を入れます。

水を入れて吸水させます。
夏なら45分、冬なら60分程度が目安です。
ちなみにこれは無洗米ではありませんが米は洗いません。旅先では米が洗えないのと、最近の精米技術は優秀なのでそこまで神経質になる必要はないと思っています。あと、出来上がりの味が濃いので洗わなくても米ぬかの匂いは感じません。

ちなみに、自転車で旅をしている最中は昼食をとるポイントに着く一時間程前にジッパー袋に水を入れて吸水だけさせておきます。

吸水が終わったら加減をみて水をちょっと足します。
感覚的には米の量に対して1.2倍くらいの水の量がちょうどいいと思っていますが、火加減や吸水加減にもよって炊きあがりの米の硬さが変わるので、その日の運試しだと思っていつもそこそこ適当にしています。
チャーハンの素とオリーブオイルを加えます。
減塩タイプの卵スープがあればここで一緒に入れるとワンランク上のリッチな気分になれます。

Air Stove Largeを組み立てて固形燃料を載せ、着火します。
固形燃料を使用する前提で寸法が作られているので、火の高さがちょうどいいです。非常に使い勝手のいいアイテムだと思います。
僕は加熱時間は時間で測っていません。その日の気温や風で加熱時間が左右されるためです。
蓋をスプーンや箸で触った時に、水分が煮えて沸騰するときの振動や、隙間から漏れる湯気の色や匂いでメスティン内部の状態を確認しています。
グツグツ水気のある振動がなくなると、一旦蒸気が出るのが収まります。米とチャーハンの素の匂いがする湯気が感じられるようになったら水気はなくなっているので、あとは焦げない程度にもう少し火を入れて(ここの加減がちょっと難しい)火を止めて下ろします。

そんまま蓋を開けずに10~15分程度蒸らします。

出来上がりです。
今回は紙も焦げず丁度いい炊き加減で出来上がりました。


米3/4号に対してチャーハンの素1袋はちょっと味の濃い配分ですが、自転車旅の最中に食べるものなので、多少塩分があっても問題なさそうなのと、運動中に食べるものは味が濃い方が美味しく感じられるので、いつもこの配分で作っています。
旅の間の夕飯は、この炊き込みチャーハンをメインにして、チーズやサラダチキン、缶詰などをプラスして夕飯にすることが多いです。
秋や冬の間は、体を温めたいので粉末ショウガを加えたりもします。
飲み物もショウガ紅茶をよく飲んでいます。


僕の自転車旅はキャンプを楽しむというよりも、自転車移動の合間の休息とエネルギー補給として野宿や自炊をしているので、見栄えのいい派手な料理などはせず、確実に作れてお腹が満たせる食べ物がメインです。
道具はなるべく軽く小さく、それでいて手間がかからずお腹がいっぱいになる料理を作ります。
炊き込みチャーハンの他にはパスタ、ホットサンドを主食として旅をしていた時期もあり、それらのレシピもそのうち紹介しようと思います。

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