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現役看護師が教える!Google実践活用ガイド 第1回:Googleの検索コマンドで精度の高いエビデンスを探す方法

看護師の皆様、普段ネットで情報検索すると、なんか曖昧なエビデンスのデータばかりひっかかりませんか?今回はこの検索精度をあげるためのおすすめの検索コマンドをまとめました。


文字だけで検索してみる

今回は認知症の看護計画をネットから探そうとする過程で検索をしてみます。

「認知症 看護計画」だけで検索した時の結果

どうでしょうか?「ナース専科」ばかりが検索に引っかかっていますね。ただ、これをエビデンスとするのは少々つらいかと思います。

「site:」で検索対象のURLを絞ってみる

私が普通のビジネスマンだったら最初にこれで絞りませんが、看護師であればこれで最初に絞るのは有効かと思います。
これで検索すると、検索するURLを指定できます。例えば特定の企業サイト内から検索してほしい時に使うんですけど、応用編で、URLの末尾で検索もできます。

このドメイン名はこんな意味があります。
ac.jp 学校法人
go.jp 国の機関
or.jp 財団法人、社団法人、医療法人、監査法人のような少し公的な団体
co.jp 企業

なので、例えばコロナの時に指針などを探そうと思うと、「go.jp」を指定するだけで、国の機関の中から検索ができるんです。

で、今回は学校法人、つまり大学を検索結果で狙いたいので、「ac.jp」を指定しています。

1つめの検索結果から「ac.jp」で学校法人を抜き出してみた結果

どうでしょうか?少しエビデンスレベルが高そうな結果になっていませんか?

「filetype:」で作成したソフトを絞ってみる

例えば学会資料などのようなものを配布する時、おそらくは「PDF」で配布すると思います。この「PDF」は改変できない設定と印刷をできないようにする設定もできるため、一番よく見ると思います。次に見るのが「パワーポイント(PPT)」です。いわゆるスライドの原稿ファイルになりますね。

ということは、この2つに限定して検索をかければ、よりエビデンスレベルの高い検索結果に行きつきます。

2つ目の検索結果を「PDF」に限定した結果

今回の場合は実は「ac.jp」で限定した時点でPDFのファイルばかりになったため、結果は変わりませんが、これを入れることで配布資料にあたる可能性が高くなります。

検索結果の中からいらないキーワードを引き算してみる

普段の生活では、これを最初に行うことが多いです。例えばレシピを探している時、クックパッドを私は除外するのですが、その場合に「-クックパッド」と入れると、クックパッドを除外して検索してくれます。
今回の事例で使うなら、実習を避けることで現役看護師が使いやすい検索結果になると思いますので、やってみました。

3つめの検索結果から「実習」を引いています

どうでしょうか?現場寄りの検索結果になりました。

「AND」「OR」で検索結果にキーワードを厳密に適用させる

最期にダメ押しで、「AND」「OR」で検索結果をより自分の想定に近づけます。
これの機能は文字通りで、「AND」をいれると、これで提示したすべてのキーワードを含む結果を検索します。「OR」なら、どっちか入っていればいいよって結果になります。「OR」はあんまり使わないかな?

4つめの検索結果に「AND」を足してみました

今回の場合は既に「実習」を引いた時点で欲しい回答に達していたので、検索結果はほぼ変化ありませんでしたが、この「AND」はお察しの通り、2つでも3つでもキーワードを指定できますので、検索結果が膨大な数の場合には、これで絞り込んでいくと良いと思います。

まとめ

このようにGoogleには検索結果を絞り込む機能が用意されていますが、Googleさんはこれを用意はしていても宣伝はしていないので、知らない人の方が多い気がします。
だた看護師様たちが日々の仕事で調べ物をする際に知っていると、結構便利なので、そんなに複雑な内容ではないと思いますから、是非使ってみてください。

最期に、ここから先に日付を限定する方法を記載していますが、おそらく皆さま知っているような内容です。ただこの記事を読んで、少しくらいお小遣いを上げてもいいよという方、このサービスで設定できる最低金額100円で設定しておりますので、よろしければ読んでみてください。

検索結果を日付指定にする方法

これはGoogleの画面を見たらわかることなのですが、一応使い方の説明です。

まず最初に画面右側の「ツール」をクリック、そこで下にでている「期間指定なし」をクリックするとこのような画面が出ます。

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