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くふう AI スタジオ 2024年新卒エンジニア研修のコンセプトと目的

こんにちは!くふう AI スタジオの hachiya です。
くふうカンパニーグループには、今年もたくさんの新卒社員が入社しました。
このたび私は、新卒エンジニア研修の全体取りまとめを任されました。
私自身にとって初めての挑戦ということもあり、多くの事例記事や本を読みながらさまざまな学びを得て、準備を進めてきました。

2024年新卒エンジニア研修全体のスケジュール

  • 4 月 1 日:入社

  • 4 月中旬まで:人事研修

    • グループ理解、社会人マナーなど

  • 6 月まで:エンジニア研修(デザイナーも一部参加)

    • デザイン、データサイエンス、アプリ、サーバーサイド、インフラ

    • 実践的なプロジェクト(3 週間)

      • 新卒チームでのプロダクト作り

      • 先輩社員からのフィードバック

    • 配属先での OJT(2 週間)

準備を進めるにあたり、研修チームが一丸となって取り組めるよう、新卒エンジニア研修のコンセプトや目的をまとめていきました。
本記事では、その具体的なポイントをいくつかご紹介します。

執筆時期は 6 月初旬で、研修期間も終わりに近づいており、これまでの学びや経験を振り返る良い機会となりました。
この記事を通じて、私たちの研修プログラムにはどのような思いが込められているかをお伝えできれば幸いです。

自信を持ってチームにジョイン

まず大切なのは、新卒社員が自信を持ってチームにジョインできるようにすることです。
研修期間中に実践的なプロジェクトに取り組むことで、実力を試す機会を提供しています。
また、先輩社員から多くのフィードバックを受ける機会も設けています。

さらに、新卒社員がスムーズに業務に入れるよう、研修の最後には配属先での OJT を取り入れています。
このような実践的なプロジェクトや OJT を通じて、新卒社員は正式配属後に必要な知識とスキルを徹底的に身につけることができます。

実践的スキルの下地作り

実務で使う基本的なツールの使い方も徹底的に指導します。
例えば、Git や GitHub などのツールの操作方法を実践的に学びます。

このような実践的なスキルトレーニングにより、新卒社員はプロジェクトのスムーズな進行と効率的なコミュニケーションを実現できるようになります。

すべての技術領域を知る

すべての技術領域を知ることの重要性も、研修プログラムの一環として強調しています。
新卒社員は自分の専門分野だけでなく、以下さまざまな分野に触れる機会を提供しています。

  • AI

  • デザイン

  • データサイエンス

  • アプリ

  • サーバーサイド

  • インフラ

新卒デザイナーも、これらのエンジニア研修の一部に参加しています。

ほかの分野への理解を深めることで、業務上で関わる話がどの分野の内容であるかを知ることができます。
そして業務上で困った際には、誰に相談すればよいかが明確になります。

新卒社員同士のネットワーク構築

新卒社員同士のつながりも非常に重要です。
研修中にチームでのプロジェクトを多く取り入れることで、チームワークや連携力を高めます。
また、ほかの新卒社員がどのような強みを持っているかを把握することができます。

新卒社員同士でネットワークを構築し、将来にわたって緊密な協力関係を築く基盤となることを期待しています。

内製化の副次的効果

今回の新卒研修は、そのほとんどを内製しています。
内製化することで、既存社員に対して多くの副次的効果があります。

  • 教えることで成長する:講師役となった社員は、自分の経験や知識を再確認することで自己成長につながります。

  • 他部署への理解が深まる:新卒社員だけでなく、既存社員も異なる視点から他部署の役割や業務内容を知る機会を得ることで、会社全体の協力体制が強化されます。

  • 社内ネットワークを形成する:既存社員同士が研修のために積極的に交流することで、部署を超えた連携が強化されます。

講師と新卒社員、そして複数の部署やプロジェクトをまたいだコミュニケーションが促進されることで、会社全体としての連携力が強化されます。
社内での縦横ななめの関係を構築することで、業務中のさまざまな課題を効果的に解決するためのアクションが生まれることも期待できます。

たとえばこのネットワークを活かして組織横断プロジェクトを立ち上げるなど、社員同士が知識やノウハウを共有し合う場を提供し続けることを狙っています。

このように、研修の内製化は新人教育だけではない価値を提供しています。

来年に向けた準備

新卒社員には、来年の研修に講師として対応してもらうことを伝えたうえで、今年の研修に取り組んでもらっています。
新卒社員が受け身ではなく、自分のものにする意識がさらに高まることを期待しています。

また、新卒社員自身が今年感じた改善点を踏まえ、来年に向けたブラッシュアップを行い、より実践的で効果的な研修プログラムを維持し続けることを目指しています。

最後に

新卒エンジニア研修のコンセプトと目的について、ここまでご紹介しました。

研修はまだ途中ですが、現時点でも多くの成果と学びが得られています。
この研修がどのように進展し、最終的にどのような成果を生むのか、また別の機会に振り返りたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も引き続き、私たちのブログで新しい取り組みや進捗をご覧いただければ幸いです。

くふうAIスタジオでは、採用活動を行っています。

当社は「AX で 暮らしに ひらめきを」をビジョンに、2023年7月に設立されました。
(AX=AI eXperience(UI/UX における AI/AX)とAI Transformation(DX におけるAX)の意味を持つ当社が唱えた造語)
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(サービスの一例:累計DL数1,000万以上の家計簿アプリ「Zaim」、月間利用者数1,600万人のチラシアプリ「トクバイ」等)
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