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【米国株OP】LEAPSダイアゴナル・スプレッド(HON)

この度、LEAPSダイアゴナル・スプレッド(LDS)を組んでいたHoneywell(HON)を全決済して利確することができました!👏👏👏

HONのトレード結果のご報告です!まず、LDSがわからないという方は下記noteを確認いただければ幸いです。

平たく言いますと、とても満期が長いコールオプションを買って、これを現物株と見立てて、カバードコールを仕掛ける手法になります。

結果報告

まず、結果からご報告させていただきます!結果は下記のとおり、107,944円の利益となりました!

【Honewell】収益まとめ

トレードの詳細については下記のとおりとなります。

【Honewell】トレード詳細

2022年4月4日にLEAPSロングコールとして、145C(満期2023年1月)を55ドルで購入し、その後、ショートアームとして、13回コールを売って利益を積み上げてきました。

途中、2度ショートアームのコール売りがITMになる展開があり、ローリングを実施しております。

トレード詳細の表を御覧いただくとおわかりのとおり、LEAPSロングコールの145Cは55ドルで買って、52ドルで決済してますので、ドルベースでは損失となってます。ただ、直近のドル円が円安で140円を付けていたことから、為替で利益が出たことになります。

トレード振り返り

下記はHONの月足と週足のチャートになります。

【HON】月足(左)週足(右)

エントリーとしては、週足のMACDがゴールデンクロス(GC)しているタイミングを狙ってました。2022年4月22日、わずかですが週足のMACDがGCしていることを確認(チャートのオレンジ円)できたので、22:50にLEAPSロングアーム145Cを1枚購入しました。

その時のHONの株価は194ドルあたりであったので、145CはDITMとなります。デルタは0.8~0.9くらいを狙ってました。なぜなら、DITMであれば、現物株と同じような値動きをするので、よりカバードコールに近いトレードが可能だからです。

145Cを55ドルで購入しましたので、本質的価値は49ドル(194ドル(株価)-145ドル(権利行使価格))であるので、時間的価値は6ドルです。もし、このままHONの株が満期で同じ株価であっても、失うのは600ドルです。

その後はチャートを御覧のとおり、大きく株価が下げる展開となりました。7/11の週には、167ドルまで売り込まれる展開となりましたが、その後、5連続陽線をつけて204ドルをつけるボラの激しい展開でした。

204ドルを付けた時は、200Cを売っており、これがITMとなり含み損となってましたが、145Cも大きく利益がでておりましたので、結果的にはここで決済をしておけば、もう少し利益を得ることができたのですが、200Cを満期まで待つ選択をしました。

反省

今回は、為替の影響でタイミングよく運よく利益を獲得できましたが、反省や気づきの多いトレードとなりました。

①月足のトレンドも確認する必要あり
今回は、エントリー時に週足のチャートしか確認しておりませんでした。ただ、LDSを行う場合、比較的長期で運用(今回も5か月)することが多いので月足のトレンドの方が重要かなと感じました。

今回、HON以外にも同様に週足MACDでエントリー判断をした銘柄が複数あるのですが、月足チャートが下降トレンドであり、どの銘柄も含み損がでてます…

②エントリーの際にボラティリティを未確認
今回は、エントリーの際にボラティリティを確認してませんでした。LEAPSとはいえ、オプションを買うのですから、ボラが低い時に買う事を心掛けなければならないと感じました。

ただ、この当時はボラティリティが高いか低いかを確認する手段を見つけてなかったのですが、今は、Market ChameleonでIV % Rankを確認することでボラの目安がつくので、今後、利用していきたいと思います。

③結果的に現物株を買った方が利益が良かった
今回は、為替の影響で現物株をトレードした場合の方が日本円では利益が多くなりました。

ただ、ドルベースで考えると、金曜日の終値が187ドルであるので、現物株の損益は、▲7ドル(187-194)の損失です。一方、LDSでは、獲得したプレミアムが64.72ドル、支払ったプレミアムが55.75ドルであるので、差し引き8.97ドルの利益がでてます。つまり、ドルベースであれば、現物株が損切しているトレードでLDSは利益が出せるということです。

また、もし、現物株を194ドルで100株を購入していたら、167ドルまで下げると青くなってロスカットしていたと思いますw その点、LDSではコツコツとプレミアムを獲得することができるので、あまり不安なくトレードできました。

④LEAPSは満期が長い方が安心
今回は2023年1月23日満期のLEAPSを選択しました。2024年1月19日のLEAPSも選択できたのですが、プレミアムが高かったので2023年1月を選択しました。

ただ、現時点で満期まで4か月しかないというのは、心理的には「満期が迫ってくる!!!」って感じで落ち着かなかったです。2か月前は含み損だったので、満期までに利確できるかな…という不安はありました。

やはり、2024年1月19日のLEAPSを選択し、プレミアムが高くても、「1年4か月で利益出していくぞ!」という方が気持ちが楽かなと。

⑤LEAPSコール買いのメリットを生かせてない
LDSは疑似的なカバードコールです。カバードコールの場合、株価の上昇のキャピタルゲインを得るというよりはそれを捨てて、プレミアムを取得してインカムゲインを得るという戦略になりますが、LDSではちょっと違うかなと。

LDSはロングアームにLEAPSを利用しているので、LEAPSの資金効率良さを生かして、ロングアーム側でキャピタルゲインを得るような銘柄の選択の方が有利と感じました。ショートアームは、あくまでも下げのヘッジ的な役割。

理想はロングアームが常にプラスを出しつつ、ショートアームでプレミアムを稼ぐ。そのためには、ショートアームでITMになるようなトレードは避ける方がよいかなと。ただ、今回みたいに株価下落すると大変ですが、それは、銘柄選択とエントリーを改善したいですね。

まとめ

今回は、たまたま利確ができた感があるのですが、それでも、この数か月で色々な経験を積めてよかったと思います。

次は、SPYを狙ってます!ただ、まだ米国市場は暴落もありそうですし、ボラも高い状態ですので、慎重にあせらずエントリーを検討したいですね。SPYは株価も高いですしね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!皆さまの参考になれば幸いです!

ありがとうございました!