銀行残高10ユーロになって思ったこと。~交換留学日記#61~
今日で半年間過ごしたフローニンゲン最後の夜。寂しさと沢山の思い出への感謝の気持ちでいっぱいです。来た頃以来に市内の景色の写真を撮ったり、ストロープワッフルを食べたりしている中で「見慣れた景色もこれで最後なのかぁ」って思うと辛くて仕方がないです。元来、僕はあまり地元愛が強い方ではなく、東北出身の田舎者でありながら方言も全く知らないくらいです。
ただ、フローニンゲンに対してはなぜか愛着が湧いています。考えられる理由は帰国後に戻るのが難しいことや、他の地域と比べてダントツに治安がいいため旅行から帰った後の安心感などがあげられます。日本はどこでも治安がいいかつすぐ実家に帰れるので単純比較ができない状態です。先ほどフォーラムで記念品をついつい買ってしまいました。
こんちゃ!今回もよろしくお願いします!今日は単純に思ったことについて書きたいと思います!
タイトルの通り、僕のオランダの銀行口座は残り€10となりました。日本円で言う1400円、1回外食できるかできないかのレベルの金額です。明後日に帰国なので全然問題がないのですが、これまでの家計簿を見直したり生活費を稼ぐために必死にアルバイトした昨夏などを見ていると感慨深いところがあります。オランダ留学をするためには(ビザ取得)、半年だと€5,200、1年だと€10,400を支払う必要があります。僕が苦労した理由は何回も言うけど、円安だったかつ、自分ですべて支払ったことにあります。日本の友達の話を聞く限り、両親の力を借りずに自分のアルバイトで来たのは恐らく僕だけ。春から社会人になる僕は貯金ほぼ0から飛び込むことになります。
(家具を買うために帰国して3日後にはアルバイト復帰が決まっている)
日本の友達は就職活動ないし院試が終わった後はアルバイトしながら卒業旅行をしているらしいです。
一部の人以外はインスタ見てないから正確には知らないですが、、笑
(ホームシック対策なので悪く思わないでね)
当初は彼らと卒業旅行を考えていましたが、色々考えた結果、行かない旨を先日伝えました。理由については別の回で話します。
そんな中、昨夏睡眠時間を削って朝4時に起きて毎朝農場と週末は警備のアルバイトをしたことで、円安かつ物価高を仕送り等は一切受け取らずやり切ることができました。これは素直に褒めていいことだと思います。
現地での生活は確かに豊かではありませんが、それでもうまくやりくりして欧州14か国へ旅行することができました。遊びすぎとか言ってくる外野もいました。
ですが、僕が大学を1日も欠席せずに単位を取ったこととこの事実を知ったら、誰にも文句を言われる筋合いはあろうはずがありません。
少々、皮肉めいたことを言うと、「悔しかったらあなたも僕と同じ生活をやってみたら?」と言いたい。(絶対に言わないが)
また、事実は変わらないけど、物事は見方次第で大きなチャンスになることをこの留学を通して知れました。
円安留学だったからこそ、質の高い日本人学生しかいなかったし、コロナ禍で海外経験が少ない人が多い中、日本の常識を忘れるくらい染まれたことは本当に良かったと思います。この経験は数年後大きな自助になってくれると信じています。
また、貯金0ということは下剋上するチャンス。中途半端にお金があると、僕のようなハングリー精神は持てないと思います。特に前にも書いたスイスで惨めな思いをしたことは一層、着火させました。
やりたいことを全てやり切ったこの留学。明日は見送りに来てくれる友人2人とハイネケン工場に行って、最後の晩餐をします!!
感謝の気持ちをちゃんと伝えられるように、後悔のないように!!
Have a nice day!!
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