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タランチュラ(詩)
背中を波打つような悪寒が広がる
タランチュラでもいるのかな
死者みたいな冷たい手で遊んでる
風邪でもひいてしまったかな
もしずっと生きるなら 何をするかな
全部に飽きてしまって 昼寝するかな
ならばお墓に入るのと ほぼ一緒かな
世の中の摂理って感じだね!
背中を波打つような悪寒が広がる
タランチュラでもいるのかな
感触がないから撫でられ方が分からん
側にいるのは分かるけれどね
蜘蛛は殺さないように ずっと言ってたね
最後の方はそんなには 話してなかったね
最近は仕事始めたけど 上手くいってないね
ありがちな話って感じだね!
背中を波打つような悪寒が広がる
タランチュラでもいるのかな
蜘蛛の糸でも垂らしてくれれば
すぐ会いにいけるのにね
何も上手くいってる気がしないよ
すぐ会いに行きたいのにね
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