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ローマの日々 [Daily Romans]

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ローマ人への手紙を日々少しずつ、ゆっくり味わい、瞑想する旅をします。
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#罪人

33.ローマ2:12-13 神との関係回復?

33.ローマ2:12-13 神との関係回復?

パウロはここで、律法を持たないギリシア人と、律法を持つユダヤ人の両者のことを話しています。

律法を持っている人は、神の前で義とされるのでしょうか?いいえ。神の前に義とされるのは、律法を聞いた人ではなく、それを実行している人です。

ユダヤ人は律法を持っているということで、長い間、異邦人に対して誇っていましたが、ユダヤ人であっても律法を実践せず、律法に従って神との関係を改善することはできませんで

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II-1 すべての人間は罪人

II-1 すべての人間は罪人

ローマ人への手紙 1章18節-3章20節

ユダヤ人をはじめギリシャ人にも、キリストの福音が必要でした。

世界中のどのような民族でもそれぞれに宗教があり、道徳があって、社会が保たれているのですが、それで生活の中になにも問題が起こらないのなら福音は必要なかったでしょう。

人が人に対して犯す罪の根源に神へに対して犯している罪があることからパウロは語り始めます。

そしてどのような道徳規定が存在して

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第II部 ユダヤ人もギリシャ人も福音の信仰によって義とされる

第II部 ユダヤ人もギリシャ人も福音の信仰によって義とされる

ローマ人への手紙 1章18節-5章11節

義人は信仰によって生きる、という手紙全体のテーマですが、そもそも、人間は神の目から見て義人と言えるのでしょうか。

ユダヤ人も異邦人も、自分を「罪人」だとは考えてはいなかったのですが、そのどちらにも言い訳ができないような罪の指摘が最初になされます。

さらにその罪人がイエス・キリストの贖罪によって、ただ信仰によって受け入れるだけで義とされることが説かれま

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