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リーダーのエゴはチームを破壊する

エゴはチームの全てを破壊します。

それがメンバーだろうが、 リーダーだろうが関係ありません。
エゴを出した瞬間に、チームに毒を与えます。

しかし、リーダーのそれはまさしく強烈で、最悪の場合壊れるだけではなく消滅すらありえます。

とくにメンバーに対して己のエゴを出すのは
自殺行為に近いことなので絶対にやめましょう。


カイゼンは「チームのためになるか?」が幹となる


メンバーの行動でカイゼンしてほしいところがあったとします。

そのときにどこまで伝えるか?
というのがひとつ考えなければいけないところ。

しかし、「ダメなリーダー」は全部伝える。

情報過多になろうとも構わず伝えて、
メンバーをどん底に落としてしまうんです。



果たしてそれに何の意味があるか?
そこから這い上がってくるのを待ちたいのか?

結局のところ、そういうリーダーは
己が満足したいだけなのでは?と思っています。

大事なことは、
「チームにとって何がプラスになるか?」を考えることで、
そこを追求することがリーダーの仕事。

メンバーがカイゼンすることイコール
チームにとってプラスになることであって、
メンバーのモチベを落とすことではありません。


もちろんネガティブなことを伝えることで、
瞬間的にモチベを下げてしまうことはあります。
それは避けられません。

だからこそ「加減」が必要なのです。

なぜ加減ができないか?


リーダーの仕事は「伝える」ことではあるものの、
自分のエゴを押しつけることではありません。

僕の務めている職場の他のリーダーの人たちは、
その辺の加減がわかっている人が殆どいません。

なぜなのか?を考えてみたところ、
結局のところ、自分たちの仕事は
「メンバーやスタッフの上に立ち、責任をとること」であったり
「部署をまとめて業務遂行すること」
と考えているからなのでは?
という結論になりました

(ただ漫然とそのポジションについている人もいますが、それは論外なので除しました)。


リーダーには

・「責任を持つこと」
・「まとめること」

も能力として求められます。

しかしそれらは

「チームが成長して、企業やお客さん(僕の場合は患者さん)に貢献できること」

に対しての要素にすぎないんです。

責任を持つことは、
チームの構造をきちんと整理していれば自ずとそうなりますし、
まとめることも必ずしもリーダーの仕事ではありません。

各々の担当する業務で、シーンで、
リーダーシップを発揮してもらうこともあります。



そうやってチームがやらなければいけないことを
細分化して、言語化して、
全員が連携してスムーズに滞りなく回る状態をめざし、
さらにキープすることが
リーダーとしての最低限の業務になります。


デメリットが分かった上でも……


ここで最初に戻りますが、
メンバーにネガティブなことやカイゼン事項を伝えるとき、
これでも「全部を一度に」伝えますか?

当然、状況も考慮しますよね。
加えて、メンバーの抱えている
業務やタスク、メンタル面も考慮すると思います。

そこを全部抜きにして伝えることは、
チームとってほぼプラスにはなりません。

チームというのは極論「個」の集まりです。
なので、チームの連携をどれだけ高めても、
個々のクオリティが上がらないと、
チームとしてのレベルは上がっていきません。

なので、個人のコンディションを
自ら落とすような真似はもったいない。


チームの「強さ」は数値化できる部分もあれば(タスク消化の所要時間など)、できない部分(スムーズな連携など)もあります。

成長を感じる場面というのは
肌感覚になるときだってあります。

ですが、気付いたときには
「かつてはできなかったことが、今はできるようになっている」
と感じる瞬間が多くなるんです。


最後にまとめますが、
リーダーが自分が仕事してる感をだすためだけに
己のエゴを丸出しにした末路で

チームが成長することも、
結果を残すことも絶対にありません。

エゴを出したリーダーのチームは停滞したまま、
いや、下降状態になっているはずです。


エゴは使いどころを誤ると強烈な毒となります。

リーダーは戒めのように心に刻んでおきましょう。

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