「日常に役に立たないけれど、意味のあるものは、心の支えになるよね」
7月7日(日)
★前回までのあらすじ
プロテイン×鶏むね肉の食事を摂る生活に切り替えることで、身体が変わったことに気がついたことで、日頃から摂るモノの大切さを考えさせられた。
こんにちは、7月7日といえば七夕ですが、愛知県では笹の葉に願い事を書いた短冊をつるすけれど、北海道では七夕は柳の木を使うことに驚いたあきらです。
竹や七夕で使われるような背の高い笹が生える気候ではなく、手に入らないからだそうです。
さて、今日は「日常に役に立たないけれど、意味のあるものは、心の支えになるよね」について。
・子どものころからあるぬいぐるみ
・好きなアーティストのプロマイド写真
・好きなキャラクターのキーホルダー
・旅行した先で買った工芸品
あなたも手元に持ってませんか?
役に立つモノといえば、ハサミとかテープとか、鉛筆とかカバンは使うだけなら、まったく記憶にも残らないし、特別なモノでもないから、なんでもいいわけ。
だけど、この書き心地、このデザイン、この色、水性、だとか、いろんなこだわりを持ってしまうと、意味のあるモノになってしまい、それ以外のモノは使えなくなってしまいますよね。
ちなみに、筆記具はパイロットのVコーン派です。https://amzn.to/2FZtjyJ
さて、前置きが長くなってしまったけれど、ぼくは、いま「サーカス」に携わっている。
ただし、ぶっちゃけ「サーカス」は日常にまったくといっていいほど、必要ないなぁと感じているこの頃。日常にサーカスパフォーマンスやピエロを使っているところはかなり、少ない。デザインとしては、チラシやセールで使われたりするけれど、Tシャツや鉛筆、実用性があるものにまで、サーカスは入り込んでいない。
では、どうしたら、サーカスが人の心に入り込むことができるように、意味がつけられるか、想いを持ってもらえるかを考えなければなと頭の片隅においています。
ただ、サーカスってなんなんだ。
サーカスとは、サーカスパフォーマンスを観られるところ。
ただし、それだけに限定してしまうと、芸の世界でしか、広がりがなくなってしまう。ほかのジャンルとの接点が少なくなってしまう可能性がある。
ただでさえ、いろんなエンターテイメントに触れ、目が肥えているお客さんをサーカスに呼び込むためには、どうしたらいいか、集客はどんどん至難の業になっていきます。
スマホや動画にお客さまの時間はとられ、サーカスに費やす時間は残ってない。
そこで、違った意味(信用)を与える、打ち出していくことが、解決の突破口になるのでは、と展開されている一例が、「サーカス×フィットネス」。
サーカスで使われる運動を取り入れることで、贅肉が落とされ、ほどよい筋肉がつきますよ、とうたっているところもある。また、空中ブランコをしながら、楽しんで、運動神経を高めることができますよというサービスも人気となっている。
「フラインフィット トラピーズスタジオ」
https://www.fly-n-fit.jp/
サーカスが持つ特徴とは、身体面だけなのだろうか。
サーカスについて、いろんな文献を読んでいると、思いつくキーワードが「避難所」。大人の駆け込み寺みたいな感じですね。
何もないところにサーカステントが張られ、まがまがしい存在感をはなつ。その魅力に魅入られた者は、サーカスという非日常な空間から、エネルギーを持って、日常に帰っていく。
確か、こんな感じの文章だったと思います。
そもそも、ぼくがサーカスにどんどんのめり込んでいくようになった理由は、ある特定の人たちに居場所を提供することができる“手段”の一つとして、サーカスが使えるのではと、考えたからです。
ぼくは、サーカスについて、以下のようなイメージを抱いている。
・サーカスは家族
・サーカスは仲間
・サーカスとは居場所
・サーカスとは自己成長の場
・サーカスとは自分が自分でいられる場所
なかでも、ぼくがみている世界は
アメリカ希代の興行家バーナム・ベイリーを題材とした映画「The Greatest Show」そのもの。
挑戦と失敗を繰り返していく人間の光と影を前向きに捉えつつ、反骨精神をもって差別や偏見と対峙し、家族や仲間との愛を感動的に謳い上げた奇跡的なまでの傑作。
ポイントは「The Greatest Show」で描かれた主人公、バーナム・ベイリーのような“何があっても前を向き、進み続ける”ストーリーが築けるかどうか。
ここまで意味を持たせられることで、サーカスはサーカスという枠を飛び出し、人の心に入り込み、支えることができるコンテンツとなるでしょう。
ぼくはこれに人生かけて、取り組んでいる。
人の支えになる存在を創り出すことに価値を感じているから。
では、また。
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