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好きと嫌いの価値観

こんにちは!

今回は結婚、というより長く夫婦生活を継続していく上で大切だと思うことを書きたいと思います。
(今回は触れませんが、友人関係にも通ずると考えています。)

“結婚の決め手”でググると、「価値観が合うこと」という項目が上位に来ますが、これはとても大切だと、私自身強く思います。(結婚6年目)

しかし、この価値観、「何の」価値観でもいいわけではありません。

笑いのツボとか子供の教育に関してとか、そういう価値観も合うに越したことはないのですが、「嫌いなモノ・コト」についての価値観、これが合うか合わないかはものすごく大切だと思います。

なぜか。
それは、「嫌いなモノ・コトの価値観が合わなかったときは、相手に対してネガティブな感情が生まれる可能性があるため」です。

これが「好きなモノ・コト」であれば、特に何も思わない、はあっても、ネガティブな感情は抱きにくいはずです。
(いわゆる公序良俗に反するモノ・コトが好きだった場合などは例外とします。)

具体例を挙げます。
【嫌いなモノ・コトのケース】
奥さんが飲食店で、ある店員さんの態度に対して「あの店員さんの態度、ちょっと感じ悪いよね。」と言ったとします。

◇同じ価値観の場合
「わかる!あれはないよね。」
⇒共感。ポジティブ。

◆異なる価値観の場合
「そうかなぁ。(そんなに目くじら立てなくても…心狭いなぁ)」
⇒共感しない。さらに相手の反応をネガティブに捉える。
or
「ふうん。そっか。」
⇒特に肯定でも否定でもない。

対して
【好きなモノ・コトのケース】
同じ飲食店で、ある店員さんの気遣いに対して「あの店員さん見た?ああいったさりげない気遣いって素敵だよね。」と言ったとします。

◇同じ価値観の場合
「そうだね。素敵だよね。」
⇒共感。ポジティブ。

◆異なる価値観の場合
「そうかなぁ。(普通だと思うけど…でもそういう見方いいかも)」
⇒共感しない。が、ポジティブな意見なので、ネガティブには捉えにくい。
or
「ふうん。そっか。」
⇒特に肯定でも否定でもない。


このように、同じ「価値観が異なる場合」でも、

対象のモノ・コトが好き(ポジティブ)
or
対象のモノ・コトが嫌い(ネガティブ)

かによって、抱く印象が変わるのです。


「異なる価値観を、もっと好意的に捉えたらいいじゃないか」

というご意見もあるかと思います。
本当にその通りだなーとも思いますが、同時にそんなによくできた人格をお持ちであれば、そもそも価値観の一致・ズレは気にしなくてよいとも思います。

ひとつひとつは些細かもしれませんが、それが積み重なり、かつこれから先もその相手と長く一緒にいることを考えると、この価値観の違いは、そしてそこから生まれる相手へのネガティブな思いは、軽く見ない方がよいと、私は強く思うのであります。
(こう書くと私の実体験のようですが、それはご想像にお任せします…。)

【解決策】
これから結婚をされる方、考えている方は、「嫌いなモノ・コトに対する価値観」が合う人を選ぶ、もしくは、それが“お互いに”許容範囲なのかを確認しておくことをオススメします。

すでに結婚生活を送っている方については、「嫌いなモノ・コトに対する価値観」について、話し合うことをオススメします。
それができなければ、できる限り、「嫌いなモノ・コトに対する価値観」が違う相手には、そのことについて普段は話題に出さない方が賢明だと思います。知らない間に相手を不快にさせてしまうかもしれないので。

「じゃあ愚痴も言っちゃいけないの?」となりそうですが、もちろん夫婦ですし、お互いを労い合い、支え合うことも大事ですので、しんどいときは愚痴ったっていいんじゃないですかね。

私が一番言いたいことは、

自分が意図しないところで、相手にネガティブな感情を抱かせてしまわないように気をつけましょう!

ということです。

こんなこと言ってる私ですが、私もきっと今日(も)相手を何かイヤな気持ちにさせてしまったんだろうなー、と思ってます。。

せめて、労いと感謝の言葉を伝えて眠ろう。そうしよう。


あんびりーばぼー