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あんなに一緒だったのに

あんたにも心に留まり続けているアニメソングってのがあるかい?

実際ものすごく多くの曲が俺の中にも残っているわけだけれども、そう言う曲が他の作品とつながる瞬間って感じたことがあるかい?

アニメソングってのは基本的にその作品のためだけに生み出された曲じゃんか。

だから、その作品とのつながりってのがめちゃくちゃ強い作り込みがされているんだよな。

でもさ。
ごくたまに、他の作品とすごいつながりを感じることもあるんだよな。

今回はそんな意図しない他作品とのつながりを感じることが出来た曲を記憶しておこうって回だ。

まあ、俺の思い込みだけれどさ。

ちっと付きあてくれよ。

ターゲットソング

今回のターゲットソングはこれだ。

知ってるかわかんないけれど、機動戦士ガンダムSEEDのエンディングソングの「あんなに一緒だったのに」だ。

いや、めちゃくちゃスキなんだよ。これ。

2002年だからもう20年前以上の作品なんだよな。機動戦士ガンダムSEEDって。その作品が終わった直後から劇場版を作るぜ!って言ってて20年越しに劇場版が公開されるってんだから、結構なニーズが見込まれているってことなんかな?

作品の終わり方としては実に納得いかないんだけれど、この「あんなに一緒だったのに」って楽曲は実に素晴らしかったと思う。

主人公のキラ・ヤマトとライバルキャラであるアスラン・ザラの関係性を見事に表現した楽曲だと思うんだ。

幼少期に一緒だった二人が敵対するストーリーは実にガンダムらしいと思うんだよな。

いや、ファーストガンダムにはそう言う要素は全く無いんだけれどね。

俺の中でつながった作品

で、この曲がつながった別の作品ってのが「進撃の巨人」なんだよな。

ん?なんでだって?
こっからはアニメガチ勢のヒトはネタバレ注意で見てくれよな。





だってさ。あんなに一緒だったのにって思うじゃんか。
ラストのミカサとエレンの姿を見たらさ。

ホントにあんなに一緒だったのに。
夕暮れはもう違う色なんだよ。
せめてこの月明かりの下で静かな眠りを願うんだよ。

なんかさ。
すごくね?
このつながりっぷり。

アルミンとエレンを見たってそうだ。

あんなに一緒だったのに。
不揃いなふたりにたどり着ける場所なんてないんだよ。
言葉一つ通らない動き始めた君の情熱を眺めるしかないんだよ。

もともと、この「あんなに一緒だったのに」って楽曲は、ファーストガンダムのアムロとララアをイメージして作られたってことらしい。

そう考えると、ファーストガンダムとガンダムSEEDと進撃の巨人って3つの作品が一つの楽曲でつながっているってことになるんだよな。

なんかすごくね?

ヒトが他人とつながるってこと

この歌さ。
あえて歌って言葉を使うけれどさ。

どんだけヒトとヒトがつながることが難しいことなのかってのを歌い上げてんじゃん。

そして、その難しさってのを俺たちは実感してるじゃん。

いやね。
SNSの世界を含めて、多くのヒトとつながりを持たせてもらっているとは思うんだよ。

でもさ。
それってほとんど奇跡みたいなもんじゃんか。

この記事を読んでくれているあんたがこの記事にたどり着いたってのはほとんど奇跡だと思うんだよ。

だって、俺の記事はあんたが検索しやすい様にSEOの工夫をしたり出来てないんだから。

それでもたまたまなんかのタイミングであんたが俺の記事を読んでくれた。

それを奇跡と言わんでなんて言う?

あんなに一緒だったやつら

とか言いながら、オッサンともなると昔ながらの仲間たちとの交流ってのも少なくなっていくって現実がある。

物理的な距離が出来ちまったってのもあるかもしれんけれど、ネットって仕組みがあるのに、交流が滞っているってのは明らかに俺が言い訳をしているだけだよな。

たぶんだけれども、日々の生活に追われてシンプルに「友情」ってのをおざなりにしてるってことなんだよな。

それこそだ。
あんなに一緒だったのに
だ。

変わったのはやつらか?
断じて否。
変わったのは俺だ。
というか、やつらが変わったことすら俺は認識できていない。

俺の日常は、あいつらのことを意識する余裕すら奪っているってことなのか。
いや、それも言い訳だな。

なあ、あんたはどうだい?

あんたにとって「あんなに一緒だったのに」って思えるやつはどんなやつだい?

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