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話を聞くこと

あんたはきちんと周りの人の話を聞いているかい?

俺は自慢じゃないが、人の話を聞けている気がしない。自分の考えていることを整理するので手一杯だからだ。

今日はそれでも人の話を聞いといたほうが、あんたが幸せに向かっていけるって話だ。

実際、人の話ってのは厄介極まりないよな。

なんでかって?
誰かの話ってのは、俺のを含めてそいつの事情ってのを把握しないと、俺が理解したことにはならないからだ。

例えばさ、誰かが「○○部長、超むかつく~」とか時代が完全に10年ほど止まったような言い方をしてるやつがいるとするじゃんよ?

その言葉だけ取ると、「おめ~なに甘えたこと言っとんじゃ。おまいは、どんだけエライんじゃい!」って怒りたくなってくんじゃんか。

でも、実際にはその部長が自分のミスを部下に押し付けていたってのが事実だったりすることもあるわけだ。

そうなると、俺たちも「超むかつく~」とは言わないまでも、「いかがなものか」くらいは思うわな。

問題は、その部長が何をしたのかっことを俺たちは直接知るすべがないってことだよな。
必然的に、俺たちは話をしているそいつの言葉を経由してしか事実を認識できない。これは歯がゆい。

なんて言ったって、事実を話しているそいつの認識に沿ってでしか把握できないんだからな。
で、嫌ってほど大人を続けていると、人の話ってのは、そいつの認識にフィルタされているから、事実(ここで言う事実は直接自分が体験したとしての自分の認識だから、俺たちの認識する事実ってのが正しいな)とは違うってことを嫌ってほど味わっている。

だから、そいつの話を聞くのにも「それって、こういうことなんじゃないの?」って話たりしちまう。

でもよ、あんたが幸せになるためにはそのやり方は、あんまり良いやり方じゃないんだと思うようになってきたんだ。

あんたの意見ってのは、あんたが思う以上に影響力があるんだ。

あんたの言葉は、その言葉を口にした瞬間に相手の感覚で捉えられる。
それは、あんたが伝えたいことと違うことがすごく多いはずだ。

だから、俺は思う。

俺たちは相手に伝えたいことを伝えたいと。

そのためにするべきことはなんだろう?

それはきっと相手が伝えたいことをきちんと聞くことだ。
「それって、こういうことなんじゃないの?」
じゃなくて
「そうか、○○部長はひどいことをしたんだな。どういうことしたの?」
って聞くのがいいんだな。

まあ、ニュアンスだけの問題って言ったらそうかもな。

でも、人はニュアンスで人を判断するってのが、どうやら事実らしい。

あんたは、あんたが快適に過ごすために、あんたをコントロールしていくのがいいってことなんだろう。俺もな。

あんたは、それを辛いと思うかい?

ちっとばっかし、俺は辛いと思うけど、それでもそっちがベターな選択なんだと思ったよ。

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