あんたが求められていること
今年も1年お疲れ様。
あんたは今年を振り返ってみて、どうだった?
俺はなんとか変わろうともがいて、結果が出ず、ああでもないこうでもないと策をめぐらしては見たが、結局は「俺は何を求められているのか」がわからずにここにいる。
要するに、いい年こいたオッサンが未来への不安に翻弄されているってわけだ。
安倍さんが言ってる働き方改革の名のもとに、人を労働力としてしか見ないケースが増えてきたように思う。
まあ、今までも社会の歯車だの、社畜だのといろいろ表現をされてはいるものの、その働いている俺たち自身が俺たちのことを「労働力」として強く感じる一年だったように思う。
AIが身近な生活に入り込んできた結果、今までであれば人間でなければ出来なかったことがどんどん自動化されていく実感をあんたも持っただろう?
今まではネットの検索だとか、画像解析だとかそういうごく限られた機能に対してAIが力を持っていたが、今はコールセンター業務から、果てはプロジェクトマネジメントまでAIがこなし始めている。
そうなると、人間に求められるのは、どうしたって「機械には出来ないこと」ってなるが、AIの汎用性の高さ故に、「機械には出来ないこと」ってものが何なのか、その疑問にすら人間は自ら答えを出せない状況になってきている。
そうなると、俺たちにも同じ疑問が立ちふさがってくることになるよな。
つまり、「俺たちにしかできないこと」って何だって話だ。
その答えにたどり着くまでは、安倍さんなり竹中さんの言う通り、俺たちは替えの効く労働力としてしか、自分たちのことを捉えることが出来ない。
結構、これってきついものがある。
俺たち、オッサンはそれこそうん十年かけて、今の仕事をやっていたりするが、どこまで行っても俺たちのオンリーワンなんてものにたどり着けていないってことだからな。
でも考えてみたら当たり前なのかもしれない。俺たちは、「その仕事を誰でも出来るようにする」こと、つまり仕事の平準化に勤しんできたんだもんな。
その結果、自分自身が平準化されていたってのは笑い話にもなりゃしない。
働き方改革ってやつは、要するにその平準化された俺たちに「お前たちのちからを活かして生産性を上げなさい」って言っているわけだ。
まあ、そのくせ、AIを活用することで最も効果が高くなるはずの単純労働に外国人労働者の受け入れを推進しているって言うんだから、ホント、何がしたいのかわからないけれどな。
生産性を上げてほしいのか、下げてほしいのか?どっちだ?
って愚痴を言っていても、俺たちの未来は変わらない。
やらなきゃいけないのは、俺たちの価値の作り込みだ。
ではどうするのか?
今年を振り返ると、C2C(一般人と一般人の取引)が大きく成長を遂げたように思う。
メルカリしかり、ココナラしかりだ。
そのいずれでも俺たちが意識しなければならないのは何か?
それは一般人に俺たちの信用を得ることだ。
ある人は、ブログで発信することで信用を得る。
ある人は、本を執筆することで信用を得る。
ある人は、1日50円で何でもやりますっていって、信じられないくらいの人々の信用を得る。
あんたは、どうする?
あんたは、どんな奴なんだい?
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