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この戦争の先にある未来

あんたも徐々に明らかになってきたウクライナでの具体的な惨状ってのを見ているかい?

ボロジャンカという都市が破壊され、人々は鏖殺され、金品は略奪されなんて報道がなされている。

ロシアとしてはフェイクニュースだって主張をしているってことなんだそうだ。

曰く、どんな映像でも今は作り出せると。

いやぁ、このレベルの映像を数日で作れたらファイナルファンタジーシリーズを毎月出せちゃわね?

そう思うと、ロシア政府の主張は無理筋だし、もっと状況が落ち着いたあとに検証したら、ロシア政府が「嘘」をついたって事実だけが残ることになる。

そうなっちまったら世界の分断がより進むだけだ。

今回は世界が分断しない方法が無いかって頭を捻ってみる回だ。

ダメ元でちょっと考えてみようぜ。

理想の状況を考えてみる

まずは理想的な状況を言語化するところからだよな。

ロシア軍はウクライナの当初国境の外に即時撤退して、ウクライナの復興に対する資金拠出をロシア政府が決めて、実際の復興に各国が汗をかくって感じかね。

でもそうなってしまうとロシア政府が明らかに資金不足になるから、それを救う枠組みが必要になる。

IMFによる救済?
いやぁ、それは悪手だろうな。
ロシアの国力を結果として削いでしまうから、ロシアの分裂を招き、結果として数多くの戦争を生み出しちまう気がする。

じゃあ、ロシアに資金拠出させるってのは最終的にあまり良い結果をもたらさないってことになるわけだ。

ってなると、各国で資金をかき集めて復興って感じになると思うけれど、それはそれでウクライナという国が様々な外資に食い物にされるって未来が見える。

……詰んでる?

次善の状況を考えてみる

ってなると、ロシアとウクライナの経済を支えないと、また戦争が起きちまうってんだから、それだけは避けたい。

そこでふと考える。

どうやって日本は広島、長崎、東京大空襲から立ち直ったんだ?

ちょっと調べてみると戦災復興都市計画という計画のもと、実に様々な法律を作って国庫を活用しながら復興したってことらしい。

更に米ドルとの固定相場制を導入することで、国内の円がいくら増えても大概的な経済力を弱めずに済んだって話らしい。

キーポイントは日本国内に建設する供給能力が残っていたってことなんだろうな。

国内の労働力で復興を進めることで、国内の経済を活性化する事ができたってわけだ。

幸いにもウクライナには肥沃な大地という、失われない供給能力がある。
問題はそれを運用するインフラが決定的に破壊されていることにあるわけだ。

さらによいことに、ウクライナは今のところEUに入っていないから自国通貨の発行が出来る。
つまり国内通貨での労働力確保がある程度出来るってことだ。
なので、米ドルとの期限付きの固定相場制が導入できさえすれば、なんとか道が見えてくるかもしれないな。

問題はロシアだ。

はっきり言って、国際的な信用は取り戻す筋道が想像出来ないくらいの状況になっていると思う。

一般企業が企業活動を継続するにはすごいカントリーリスクを背負わないと出来ない状況になってしまった。

しかも現状課されている経済制裁が全て撤廃になるためには、ロシアは相当なことをしないと出来ないと思う。
ロシア軍の即時撤退なんてのは国際的には必須な条件だとは思うけれど、それをしたらロシア国内世論が黙ってない。
それこそロシアの分断につながっちまう。

ロシアを救う道筋が全く思いつかないんだよな。

プーチンさんという人身御供を世界は望むのか

例えばだよ。
プーチンさんを含むトップ層をすげ替えればロシアへの経済制裁を辞めるってストーリーが成立するんだろうか?

そもそもプーチンさんが大統領を退くなんて物語は成立する道筋を想像も出来ないわけだけれども、よしんばそれが実現したとしても国際社会はロシアへの経済制裁を辞める大義名分と出来る気がしないんんだよな。

やばい。マジで思いつかないぞ。

俺みたいなその辺のオッサンでもロシアを国際社会に復帰させる姿が想像出来ないんだから、プーチンさんはもっとリアルにその状況を見ているはずなんだよな。

なあ、あんたはどう思う?

ロシアの軍事侵攻が過去の歴史になったときに、俺たちはどうやればその歴史を「許す」事ができるんだろうな?

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