海を空に探す
あんたも宇宙のことって好きかい?
俺たちオッサン世代の少年時代。
そこには宇宙にまつわる物語にあふれていた。
宇宙戦艦ヤマトに始まって、ドラえもんだって宇宙を取り扱っていたし、なんならガンダムだって宇宙の話だよな。
少年だった俺に宇宙ってフロンティアが根っこの部分に叩き込まれたとしても不思議じゃないってもんだ。
そんな宇宙大好き少年が育って宇宙結構好きオッサンになるってのはごく自然なことだよな。
今回は、とあるnoteが教えてくれた現状の宇宙観測についての状況をオッサンが味わってみようって回だ。
一緒に久遠の世界に思いを馳せてみようぜ?
他の天体に「海」を探す
今回、このnoteを書くきっかけをくれたnoteがある。
それがりょーさんのこのnoteだ。
りょーさんは宇宙物理学専攻っていうスゲーロマンを感じさせることをやっている博士課程の学生さんだ。しかもNASAに行っているらしい。
もおそれだけで、おかわり三杯くらい行けそうなくらいすごい感じだよな。
で、このnoteの中でりょーさんが注目しているのがTRAPPIST-1という恒星とその周りを回る惑星たちだ。
このTRAPPIST-1自体が結構特殊な恒星らしい。
大きさが極めて小さい。木星の1.1倍程度の大きさしか無い恒星だ。
恒星としては非常に表面温度が低くて、こう言う恒星は寿命が長く4兆年位存続するものらしい。
もぉ、この時点で宇宙スケールだよな。
なんでこのTRAPPIST-1が注目されているかって言うと、その恒星そのものの特殊性もさることながら、注目を集めているのはその惑星だということらしい。
ハビタブル・ゾーンという言葉で表現されるそうなんだけれど、惑星の表面に水が存在できる領域に惑星が複数あるってんだよね。
海を探すために使う2つの「目」
で、そいつを観測するために2つのワクテカメカを使うってことらしい。
その1つ目がこれだ。
口径39mにもおよび巨大望遠鏡だ。
なに?39mってそんなにスゲーのかって?
そのあたりはWikipedia先生にこんなふうに書いてある。
技術的な制約により、単一の鏡からなる望遠鏡では、口径の最大はおよそ8mに限られる(例:大双眼望遠鏡、国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡)。この制約を突破してより大口径の望遠鏡とするため、ELTでは1辺1.4mの六角形の鏡を798枚組み合わせ、口径39mを実現する。
出典:上記Wikipedia
どうよ、この無理矢理感。
それだけで元宇宙少年の心を鷲掴みってやつだ。
コイツを使って宇宙で最初に出来た星を観測するって息巻いているらしい。いいぞ、どんどこやれ!
そして、もう一つの「目」がこれだ。
あの超有名なハッブル宇宙望遠鏡の後継機って位置づけらしい。その名の通り、ロケットで打ち上げて宇宙から宇宙を観測する望遠鏡だ。
ただ、あんまりにも大きすぎていっぺんに打ち上げることが出来るロケットが無いもんだから分割して打ち上げるとかなんとか。
またもワクテカな無理矢理感だ。
最終的にはラグランジュ2のポイントに設置されるらしい。サイド2だね。
この2つの「目」で30回の観測をすることでTRAPPIST-1の惑星に海があるかどうかが分かるってスンポーらしい。
なんつーか「へのツッパリはいらんですよ」くらい理解できないがスゴイことだけは伝わってくるよな。
俺たちが外惑星の生命を求めるわけ
そもそもだよ。なんで俺たちはこんなにも外惑星に「生命」を求めてしまうのか?
俺が思うに、「我々はどこから来たのか」という根源的な自分たち自身の存在に対する問いのヒントがそこにあるからだと思うんだよね。
ヒトは神が作り給うた。
聖書ではそう書かれているけれども、進化論が一般的に信じられている今の世界では、アダムとイブが本当にいたということを信じているヤツはまあレアだと思うわけだ。
じゃあ、俺たちヒトはいかなる自然のメカニズムで今の状態に至っているのか。
どれくらいの偶然で地球は今の状態になっているのか。
その事を知ることで、俺たちは次なる問「我々はどこに行くのか」の答えへの道が開かれると思うからなんじゃないかと思うんだ。
そんな答えにつながるかもしれないTRAPPIST-1。
そう考えるとワクワクしてこないかい?
なあ、あんたはどうだい?
宇宙って言う果てしのないフロンティア。あんたをワクワクさせているかい?
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