政府支出を増やさないと日本は衰退する
あんたも日本のお金周りのことを考えたりすることがあるかい?
ちっと趣旨とは違うのかもしれないけれども
っていうタグでの投稿が募集されていたんで、ちょっと書いてみようと思うんだよ。
本来はこれからの資産運用だとかをどう考えていくかってのが求められているとは思うんだ。
でも日本全体の資産運用って考えたらそれも一つの「お金について考えていること」だろ?
今回は例の18歳以下への10万円給付って施策に対して考えてみる回だ。
ちっとこの政策にまつわることを考えてみようぜ。
自分は10万円をどう使うのか?
まず、我が家には18歳以下の子どもが1人いるので、給付金の対象になる。
どうやら5万円の現金と遅れて5万円のクーポンって分けられるって話だけれども、このお金を同我が家では使っていくのかってのを想像してみる。
おそらくだけれども、通常の生活費にまわして、その分普段の収入を貯蓄に回すって方向になると思う。
なぜかって?
前にも書いたけれども、この18歳以下への1回こっきりの給付金ってのは経済対策にも子育て支援にもなんにもならないと思っているからだ。
つまり、この施策によって景気が上向くことはありえないので、これからも続く不景気に備えるために貯蓄を増やす方向で耐える準備をせざるを得ない。
前回の一律10万円の給付では総額12兆円のお金が政府から民間に移転した。
今回の18歳以下への10万円給付では2兆円。
合わせて14兆円の資産が政府から民間に移動した。
対してアメリカは今までに給付金だけで約98兆円もの資産が政府から民間に移動している。
アメリカの人口が3億3千万人。
日本の人口が1億2千万人。
つまりアメリカは一人あたりざっくり30万円程度の給付を受けている。
日本は11万7千円程度の給付を受けている計算だ。
この時点でおかしくね?
なんでアメリカにできることが日本に出来ないのよ?
ちなみにアメリカは個人への給付よりも企業への給付やらなんやらと400兆円規模の支出をしている。
日本の今言っている40兆円規模とは桁が違うわけだ。
今までもアメリカは中国ほどじゃないけれども大胆な経済対策を続けていて、今は一人あたりGDPは日本の1.8倍なんだ。
このまま「バラマキ」をしない日本を続けていたら、どんどん日本人は貧乏になっていくことをそろそろ本気で考えるときなんじゃないか?
18歳以下への10万円給付の事務費1200億円
その前提に立って、このニュースを眺めてみる。
なんか、10万円を一括現金支給なら300億の事務費のところを半分クーポンにすることで、1200億円の事務費が必要になるってことだった。
さて、「バラマキ」が今の日本にとって最も重要なことだという前提に立ってこのニュースを見てみるとどう思う?
1200億円に事務費が膨れることはむしろ「良いこと」だと思わないか?
だってさ、その費用ってのは郵送代だったり事務をこなしてくれるヒトの給料だったりになるわけじゃない?
郵送代は、このデフレをなんとかしないと日本郵便の内部留保に回るって話もあるかもしれないけれども、少なくとも事務作業をこなしてくれるヒトは残業が増えて手取りが増える計算になる。
つまり国民の収入が増えるわけだ。
でも上記のYahooニュースのコメント欄を見ると、否定的な意見が跳梁跋扈している。
無駄にお金を使うなのオンパレードだ。
こう言う意見を持っているヒトは政府が支出したお金が何処に行くって思っているんだろう?
どっかに消えちまうとでも思っているのか?
むしろ、このニュースの問題は1200億円の事務費について財務大臣が把握していないって事実だ。
それが意味することろ。
それはその事務費について財務省と政府で予算折衝が行われていないことを意味する。
どっから出てきているのかって?
そりゃあ2020年度予算からの繰越金30兆円だ。
もぉさ。馬鹿げている。
俺たちは必死になって「税金の無駄遣いをするな!!」と叫び続けて、本来俺たちのために使われるはずだった30兆円が使われず、景気が後退しているって憂き目にあってるんだ。
しかも、追加で政府支出を増やすための努力を今現在は岸田内閣はほぼやっていない。
今見えている経済対策はこの繰越金30兆円にすっぽり収まっちまうんだから。
なあ、あんたはどう思う?
いい加減、俺たちは本気で政府支出を増やす様に声をあげなければならないときに来ていると思わないか?
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