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「税」という今年の漢字

あんたも2023年の漢字のニュース見たかい?

2023年は「税」ってなったんだそうだ。

「税」の漢字が選ばれたのは2014年以来らしいんだけれど、2014年と言えば消費税が8%に増税されたタイミングだ。

やっぱあの増税はインパクトがあったってことなんだね。
ってか、2023年はインボイス制度導入による隠し増税とかあったけれどどんな増税があったっけか?

なんかこまごまとやってんなぁ。
こんだけ増税にはスピーディに動くのに、消費税減税に踏み切らないあたり、そろそろそこに恣意的な何かがあるってみんな思い始めたってことなんだろうな。

今回は俺たちを苦しめ続けている税金について考える回だ。

ちっといい加減本気で政治にものを申さないと俺たちの生活がもたなくなりつつあるぜ。

なんで税金を取るのか

まずさ。
俺たちはどのくらい税金やそれに類する形で国にお金を巻き上げられているのかって話だ。

財務省自らが整理した情報によると国民負担率ってのが47.5%なんだそうだ。
まあ、この国民負担率って数字そのものはあんまり国際的には使われている数字じゃないんだそうだけれど、それでもこの数字が上昇傾向にあって、この50年で倍になってるんだそうだ。

社会保障費の増加

で、なんでそんなことになっているかっていうと、社会保障費が少子高齢化に伴って増えているからだよな。

何度かここでも書いているけれど、日本において少子化ってのはぶっちゃけ避けることは出来ない状況だと思う。

ただでさえ、出産ってのは女性にとって命の危険を伴う行為だ。

そのリスクを超えて子どもが欲しいと思うためには「合理的な理由」ってのを社会的に用意しないことには、何ともならんと思う。
乳幼児が健康に育ってくれる率も上がっているので、子どもを複数育てる生き物としての必然性みたいなものも薄れているからね。

で、少子高齢化に伴って社会保障費がかさむから税金(みたいなもの)である社会保険料が上がるってからくりだ。

人口分布はこれからどうなるのか

でも考えてみるとさ。
いわゆる団塊ジュニアと呼ばれる世代が退場するような時期になれば、人口分布って落ち着いたりするのかね?

昭和初期も少子化ってのが進んでいたところを「産めよ増やせよ」運動なる運動によって持ち直したってのがあるらしい。

さすがに今のような情報がものすごく透明性が高い形で流通している状況では政府が下手に呼びかけたら「人権侵害だ」って話になるとは思うんだけれどさ。

言いたいのは人口分布のアンバランスって永遠に続くもんじゃないってことね。

確かに人口は減るだろうけれど、今のように極端に年齢比率がアンバランスになるってのは続くってもんでもないと思うんだ。
いや、100年とかのスパンでの話だけれどさ。

社会保障費を民間に求めるのが今の正解か

かりに100年スパンで年齢分布が変わるとして、その負担を今の疲弊しまくっている民間に求めるのは正解なのか?

いやはや、そんなわけないよな。
じゃあ、どうすんのか?
そりゃあ、国債による維持だろう?

そんなことしたら、円があふれかえってインフレが進んじまうって?
いや、それが今の世の中に求められることだろうよ。

っていうか、政府の債務残高の推移を眺めてみる。

1980年の120兆円から2023年は1500兆円になっとる。

で、インフレは?
ちっと見たら1986年のビッグマックは370円だったんだと。

今は450円か。
10倍にはならんわな。どうやっても。

なので、政府債務残高ってあんまし意味がないんだよな。単体で見ても。

https://newscast.jp/news/3240594

まあ、高橋洋一さんによれば資産もあるからダイジョブじゃね?ってことなんだな。

っていうか、今の経済状況で民間負担を増やすんなら、民間で起きている所得格差を何とかする方向で考えた方がいいはずだよな。

例えば、法人税に累進性を持ち込めば、税金払うくらいなら人件費に回してヒトを確保したいってのが想像できるじゃんか。

それをしないで、ただただ「広く国民に負担を求める」ってのが続く。

なあ、あんたはどう思う?

今年の漢字「税」を今の俺たちはどうとらえていけば良いと思う?

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