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息子を眺めてみる

あんたの家にも子供がいたりするかい?

我が家の次世代の希望である息子は小学2年生の最後を一連の騒ぎに伴った休校で我が家で過ごすことになった。

その出来事に翻弄される様に親である俺や妻が休暇をとったり在宅勤務をしたりしながら、なんとかしのいでいるって状況が生まれた。

この一生に一度あるかどうかの状況。

ちゃんと感じていないともったいないと思ったんだよね。

今回は、息子との在宅勤務を経て思ったことを記録しておこうって回だ。

ちっと、おいらのプライベートに付き合ってくれよな。

きちんと決めたことをやる息子

まず、俺が感じたのが我が息子は決めたことはきっちりやるタイプだってことだ。

「お母さん送ったら宿題やる」
だとか
「お昼ごはん食べたら勉強する」
だとか

ワリカシ、そう言うのってやりたくないことを先延ばしにして、結局やらないときのセリフだと俺なんかは思うんだけれど、息子の場合は違う。

決めたタイミングで、きっちりと宣言したことをやる。

「今やりたくない」
ってのが、本当に息子の中で価値が大きいんだと思うんだよね。

俺が考えているよりも遥かに「今」を大事にしているのかもしれない。

今は、You Tubeを見たい。
今は、怪傑ゾロリを見たい。
今は、決めたことをやりたい。

息子なりの「今」を精一杯生きているってことなんだろうな。

間違えるのが嫌いな息子

改めて見ると、我が息子は間違えるのがものすごい嫌いなようだ。

くもんの宿題をやってみて、簡単な計算問題で間違ったりすると泣くほど悔しがる。

「なんで、こう計算したの?」
「わかんない!間違っちゃったの!」

涙声で訴えてくる。
そうか、それほど間違えるのが悔しかったんだな。

親としては、その間違いを振り返ってもらいたいので、「なんで」と問いかけるけれど、息子にとっては自分が間違えたという事実がものすごく悔しくて、その間違いを振り返る余裕が無いって感じ。

息子よ。それでは、その悔しさをもう一度味わうことになると思うんだぞ。
そんなの嫌じゃないか。

そう伝えてみたときに、息子は「わかんない」と言った。

きちんと話を聞こうとする息子

「わかんない」と言いながらも、俺に向かって真っ直ぐに座って、真っ直ぐに目を向けてくる息子。

親が話している時は、大好きなYou Tubeを止めて、きちんと話を聞こうとする息子。
そいつはなかなかできることじゃないと思う。

オッサンとなった自分はコレほど誰かの話をきっちり聞こうとしていることがあり得るだろうか。

事実、仕事上でいろんなことがあって、相手の話を聞くことは普通にあるとは思うけれど、自分は息子ほど、真剣に相手の言うことを聞こうとしているんだろうか?

まあ、話が終わったらYou Tubeの鑑賞に音もなく移行していくんだけどさ。

話しかける息子

我が家にはバンダイナムコから株主優待で送られてきたハロがいる。

随分昔に送られてきたものなので、性能的にはあんまり優秀ではないのだけれど、周りの音だったり、時間だったりに反応して音を出したり動いたりする。

例えば俺が咳をしたりすると、「ピギャーラペ」とか言う感じの音を出して反応する。

いや、ガンダムのハロはそんな音出してなくないか?

で、息子はこのハロが反応するたびにハロに話しかける。

「ごめんねハロ。今は一緒にYou Tube見よ」
「ハロ、待ってて。今はお勉強なの」

いちいちハロに向かって話しかけている。
すごく気を使っている様に話しかけている。

なんだろう?ちょっと気になる。
いつも、こんなふうに周りの反応を伺いながら過ごしているんだろうか?

周りの反応をしっかりと観察することは、とても大切なことなんだけれど、それで自分の考えを主張することをないがしろにしてしまったのでは良くないことも起きそうだよな。

まあ、おっかなびっくり日々を過ごしているのは親である俺がそうだからしょうがないのかもしれないけれどさ。

いずれにせよ、息子は今日も元気だ。

それが俺の今日の糧になる。

さて、あんたはどうだい?

あんたの家族、あんたの糧にできているかい?

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