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マスクをする理由

あんたはマスクとともにある生活に適応できているかい?

いよいよ屋外で会話しない場合のマスクはしないことを推奨みたいな話になって来ているけれど、それでもマスクはしたほうが良いってヒトは結構いるし、実際にマスクをして屋外で行動するヒトも普通にいる。

俺の場合、体調の関係もあってマスクを続けていると自分の体温でのぼせちゃって行動がうまく出来ない様になってしまうので、早いところ屋内を含めてマスクはなしって話になって欲しいところなんだよね。

今回はマスクに関わるヒトの印象について考えてみる回だ。

誰かを悪者にするってんじゃなくて、単純にヒトってものの性質について考えてみようぜ。

マスク対策と感染率

実際、この流行病への対策ってのはワクチンの接種だとか、そもそもの流行病ウイルスの弱毒化とかに大きく関わっているってのが現実だと思う。

実際に第○波とかってピークが来ては収まっているって繰り返しをしているわけだけれど、その対策として功を奏しているのはワクチンの追加接種が進んでいるってことと、そもそも軽症だから検査そのものをしていないヒトが増えているってことの2つの要因があるような気がしているんだよね。

逆に言えばマスクをするヒトは増えても減ってもいないし、手洗い消毒も日常的にすることはすでに受け入れられていると思うので増えても減ってもいない気がする。

まあ、あくまで俺の印象でしかないので数字は拾えてないんだけれどね。

ただ、俺のその印象が正しいとすると、マスクをするしないってのと、感染者数の増減には因果関係があんまりないってことになるんだよな。

実際、変異株なんて言葉が出てきてから感染力の高いやつが巷にはびこることになった後はマスクをしてようがしてまいが、感染を防ぐことそのものが難しいなんて解説もちらほら見る。

だったら、マスクを続けることでの熱中症リスクのほうが危険性があるから外では外しましょうねって理屈だもんな。

見える対策

でも外でマスクを続けるヒトは大勢いる。

なぜか?

おそらくだけれども「ヒトの目」が怖いからだよな。

マスクそのものに効果が薄くなってきている(流行病が始まった当初はある程度効果があったのは事実として)ってのが事実だとする。

でも、他のワクチンだとか手洗いだとかって対策に比べて、マスクってのは「見える」んだよね。

その辺を歩いているヒトがどんだけ手洗いをこまめにしているのかなんて見えないし、ましてやワクチンどんだけ打っているのかなんて確かめようもない。

ワクチン証明書を通行人全部にチェックして回るわけにいかないからそらそうだよな。

本質的にはワクチンや手洗いの頻度の方がマスクよりも感染ということに対しては重要だってのは頭ではわかっている。

でも、どうしてもわかりやすいマスクってものを基準に「あのヒト、感染対策してない」ってマスクしていないヒトをカテゴライズしちまうってのは、もはやヒトの業ってやつなのかもな。

日本という場所

と言いながら、諸外国ではすでにマスクなんてしないで過ごすってのに戻った国もある。

政府が「マスクしないでいいよ~」って言ったら、めちゃくちゃスムーズにそのお達しを受け入れてマスクを外している映像なんて見るじゃん?

でも、日本ではそう言う映像に比べてマスクを外すってヒトが格段に少ない気がする。

こいつは「和」という力を使わないと生き延びてこれなかった日本という場所に原因があるんだろうな。

あんまり意識されることが少ない気もするけれど、日本って場所は世界有数の自然災害に見舞われる土地だ。

先進国とされる国でこんなに地震が起きる国はないし、台風がこんだけ直撃する国もそうはない。

火山だってこんだけの数を都市の近くにかかえている国はレアだ。

要するに天変地異にヒトとして一致団結することでしか生き延びることが難しい土地ってわけだ。

それ故に日本では「ヒトの目」ってのがめちゃくちゃ重要な情報になる。

「あのヒトは協力してない!」ってのは文字通り命にかかわる情報ってわけだね。

その中でマスクをしないってのは「協力していない」って状態を実に象徴的に表現することになる。

そらぁ、マスクみんな取れないよな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは日本という場所でマスクをしない世界を取り戻すことが出来ると思うかい?

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