努力と承認

努力しているか、していないかは、
第三者から認めてもらうことであって、
自分はこんなにも努力していますと
主張することではない。

そして、努力をしているか、
していないかは、物事に割いた
時間によって認められるものでもない。

またもや、
そんな風に思わされる出来事が昨日あった。
『Why Japanese people・・・』
厚切りジェイソンさんのように
大声で叫びたい衝動を抑えるのに必死だった。

僕も例外ではなく、
誰しも人は
マズローの欲求5段階説で言うところの
承認の欲求によって、
周りから評価されたい、賞賛されたいと
四六時中思っている生き物であるし、
現在自分が受けている評価が
正当なものではなく、過小なものであると、
四六時中感じている生き物なのだろう。

ただし、それを人前で
露わにしてしまうかどうかは
各々の見識や度量によるところが大きい。

一旦、それが水面に顔を出してしまうと、
引っ込めることができなくなって、
堰を切ったように
溜め込まれていた言葉のダムから、
承認されたいという意味の
たくさんの言葉たちが
次から次へと流れ出してくる。

そこには、その言葉を聞く相手が
どんな気持ちでいるかなんて、
考えるような余裕はまったくない。

ただただ、
自分の努力や存在を認めてほしいという
一心不乱な言葉たちが行き場を失って、
海面の浮きのように漂っている、
息苦しい状況があるだけ。