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時間の創りかた

昔「パーマン」というアニメの中で、
主人公が世界の平和を守る
「パーマン」として活躍している間に、
家族や友人達にその正体がバレないように、
コピーロボットなるものが存在していて、
主人公がそのロボットの
頭か背中にあるボタンを
ポチっと押すと、自分の分身ができあがる。
主人公が「パーマン」として活躍している間は
その分身がアリバイを作ってくれている。

そんな断片的な記憶が
僕の頭の中に残っている。

忙しい日々を打開するためには、
まさしくコピーロボットならぬ、
自分の分身を作ることが一番である。

具体的に言えば、
自分の仕事を代わりにできる人を育成する、
自分と似た判断基準を持つ人を育成する、
ということになろう。

そうすれば、例えば1日8時間労働する場合、
自分が2時間かけて対応できる仕事を、
その分身なる人に依頼をすれば、
自分は6時間分の労働で済むとも言えるし、
2時間余分に働くことができるとも言える。

その分身が増えれば、増えるほど、
自分の働く時間は短くできる、
最終的には働かなくても済むようになるし、
自分が働こうとする時間は
新しいことに取り組めるようになる。

経営者の感覚はこんな感じだろう。

自分の分身をたくさん育成した
経営者がまだ働き続けるのか、
もう働くのを控えるのかを決める
境界線は、自分の体力と気力と相談して、
どこで見切りをつけるかだけである。

自分がやりたいこと、
成し遂げたいことがあるとき、
いくらがんばっても、
一人では1日16時間労働が限界だろう。
それをずっと休みなく続けるとなると、
身体や心が悲鳴をあげ始める。

だから人を雇って、自分の分身を作り、
やりたいこと、成し遂げたいことに
投下する時間を仮想上増やしていく。
これが会社という概念を生んだのである。

一人では投下できる時間が
1日最大16時間だったのに、
自分の分身が5人になれば、
彼らの1日の労働時間8時間をうまく活用して、
単純に40時間を投下できることになり、
自分の労働時間16時間と合わせて、
合計56時間を投下できることになるのだから。

時間の創りかたは、
睡眠時間を削ったり、
移動時間やスキマ時間を有効活用したり、
娯楽に費やしている時間を振り分けたり、
ぼーっとしている時間を最小限にしたり、
色んな方法が思いつくが、
結局他人の時間をお金で買うことに
優る方法はない気がする。

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