私の整理整頓の仕方 - 2(長い文です)

私は片付けが好きだ。その2。

片付けるにあたって、大きな物から片付ける or 小さな物から片付ける どちらが良いのか、という問題。その選び方など。

私の答えは、『人(の性質)による』。

これは私が考える、数多い自己啓発本の存在が物語っていることについて、と同じものになる。

話を戻す。

2つの場面が浮かんだ。

・台所の洗い物のとき

・取り込んだ洗濯物を畳むとき

大きな物から取り掛かるか or 小さな物から取り掛かるか。

それぞれにメリットがあると考えている。

台所の洗い物の場合で考える。

流しや付近に置かれた洗うべき物(タスク)は、全体的にごちゃごちゃとしていることと思う。

取り掛かる前のストレス、そのごちゃごちゃの大部分は、視覚的に大きな物で占められていることが多い。

・鍋などの大きい物から片付けると、視覚的にはごちゃごちゃの大部分が一気に片付くことになる。後は箸やスプーンなどの細々とした物を片付けるのみ。

・細々とした物から片付けていくと、トータルでは同じだけれど、始めの内は洗剤を付け直す様な、手間が少なくて済む。

そして、1つ1つの物が小さいために、『1つ片付いた』という実感を得るまでが早くて、積み重なりやすい。


私の場合は大体後者だ。

片付く実感に連れて気分が乗ってくるので、残りを片付けるモチベーションやスピードが上がる。

台所の洗い物の場合は以上だけれど、洗濯物の場合も同じ感覚が基本になる。

まずは大きな物(衣類や大判のタオルなど)、小さな物(タオル、下着や小物など)にざっくり分けてみる。それからは洗い物と同じ。

また、洗濯物のごちゃごちゃとした山のままから取り掛かるときには、考えることなく、取り敢えず目についた、端の小さな物から掴んで、畳む様になっている。楽に出来ていて、気が付いたときには山が小さくなっているのだ。

ごちゃごちゃとした山の崩しやすさという意味で、皿に盛られたパスタをフォークで末端から絡めとれば、麺の塊が比較的楽に取れて片付いていく。それに似ている。食事はゆっくり味わいたいけれど。

洗濯物を畳む場合としては以上。


私にとってはどちらにしても、ストレスの少なさと効率の上がりやすさ、片付いていく気持ちの良さが基準になっている。

それには視覚と体感に心理的な影響力が少なからずあることに気付いた。


以上のことから、私の場合、小さな物から片付けている事が多く、その方が捗っているので大体そうするようにしている。


余談になるけれど、視界から遠いところに大きな物を動かしてから小さな物を片付けていることもある。

『片付け終わった』と思ってから、大きな物に気付いて凹んで片付けている事も多いけれど、うちの場合は幸いなことに、大きい物は数が少ない。

家事については、取りかかればいずれは終わるのだ。それが毎日のように続きはするけれど。

結論として、始めに大きくざっくり片付ける or 小さくコツコツ片付ける、その結果の出やすさは個々人による。また、その日の気分次第で一貫しないこともあると思うけれど、易く片付けば良し、そう考えている。


それから。片付け方の選び方について考えたこと。

この記事の始めの方に書いた、自己啓発本のあり方を引き合いにして触れる。

私は自己啓発本の多くの目的は、読者の心理的な背中を押すことにあると考えている。

『Aが良いのか、Bが良いのか、またはCを考えつくか、答えは○。何故なら〜』、

『こういうときは○する。理由としては〜だから。ここで私の体験を語る〜』

競合する自己啓発本の教えが矛盾することがあるのは何故だろうか?

また、各々に残りにくいのは何故だろう?

ネットで悩みを検索してみて、自分にマッチするものがなかなか無いように、そこに肯定感や失敗しにくい選択を求めても、本人の中でフィットし、持続するものにはなりにくいという実感の集まりが、私にはある。

仮に人が背中の後押しになる話を数多く集めて、他者の私に動機を語っても、私には良くてカンフル剤の程度だろう。

見ず知らずの『成功者』の説得力は、私たちには推し量ることが難しい。

また、2人以上の人が集まれば、見ず知らずのその人に優位な場は容易に出来てしまう。もちろん自分もカウントに含める。

その場に身を置いた上で、説得力を確かに判断することは難しい。

それによって実行した結果が出る可能性、その始まりを生むという意味では、助かる人もいるのかもしれない。得をする人も含めて。


話がそれた。

最近では私は自己啓発本の類はあまり買わなくなってきた。読みたい気が然程しないのだ。

比較的、漫画、新書や簡単な専門書、たまに小説を買って読むことが多いようだ。

自分に合ったものや、その選び方は、自分の中を掘り下げて思考していく方が見つかるまでが早い。本のキャラクターや知識はそのヒントになることがある。

私の場合、最近はそう考えている。


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