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みんなが知らない鳴門の魅力(徳島宿プロジェクト)

鳴門と言えば、鳴門鯛、鳴門金時、鳴門わかめなどが全国的に有名ですが、他にも魅力的な隠れた名物がたくさんあります。豊かで美味しい水、また肉・魚・野菜、どれを取ってもクオリティが高く、まさに関西圏の「食」を支えていると言っても過言ではありません。

鳴門と徳島市を結ぶ汽車に乗っているとこの時期車窓にたくさんの蓮の花を見ることができます。これはすべてレンコン畑で、出荷は9月に入ってからですが、徳島県は全国のれんこん3大産地といわれており、出荷量は茨城県に次いで全国2位。中でも、鳴門市は徳島県内の収穫量の60%を占め、徳島県最大の生産地なんです。
鳴門産れんこんは色白で、シャキシャキと歯切れがよく柔らかな口触りが特徴。
それでいて粘りけもあって、味が濃い。個人的にはきんぴらにするのが最高。それだけでビールが何杯でもいけます。

鳴門レンコン

鳴門で新鮮な野菜を安く手に入れたいなら、JAが運営する産直市場「えがお」がオススメ。新鮮な地場野菜はもちろん、産みたて卵や手作りの草餅や赤飯も最高です

産直市場えがお
朝取れの新鮮野菜が所狭しと並ぶ

そして鳴門の夏の名物と言えば鱧。関西では夏の高級食材として古くから食べられている鱧ですが、実はその多くが徳島県産。鳴門を中心に徳島全域で獲れる鱧は、栄養価が高く、骨や皮が柔らかく、肉厚だが淡白でやさしい味わいが特徴と言われています。

鳴門の夏の風物詩 鱧

宿の予定地から渡船に乗って自転車で15分の鳴門地方卸市場では、毎日朝市が開催されており、この時期湯引きした鱧が500円ほどで販売されています。高級食材のイメージがあるけど、産地の鳴門で食べれば恐れること無し。この他、鯛はもちろん、朝取れたばかりの新鮮な魚貝が日替わりでたくさん並んでいます。

鳴門地方卸市場 朝市の様子
取れたて新鮮な魚が並び、その場でさばいてもらうことも可能

そして私が常に食卓に置いている鳴門産イチオシアイテムが、徳島の魅力をギュッと1本にした魅惑100%AWAペッパーソース「BAKASCO(バカスコ)」
柔らかな柚の香りに包まれたエッジのある柿酢の酸味に加え、後から来るパンチの効いた辛味がクセになること間違いなし! ピザやパスタ・カレーといった定番にはもちろん、鍋・刺身・焼き鳥といった日本料理にも相性抜群!一振りで料理のランクを一段上アゲるから不思議。お土産にも最適です。

BAKASCO

このバカスコを作っているのが鳴門郊外にある川添フルーツというお店。本業は果樹園で他にも、色んなフルーツを使ったシロップや、限定のチョコレートなど魅力的な製品がたくさんあります。

お洒落な店内 様々なフルーツを使ったシロップも最高です


そしてこれもあまり知られていないことですが、鳴門にはなんと国の特別天然記念物コウノトリが飛来する場所があります。野生のコウノトリが大麻町のレンコン畑に巣を作り、全国で初めて野外で繁殖し、ヒナが生まれています。
ツイッターの鳴門コウノトリ(@narutokounotori)アカウントでは、毎日その様子を見ることができますよ。

巣作りをするコウノトリ
子育ての様子

こうした地元ならでは情報をたくさん集めて、宿ではお客様に提供したいと思っています、食事は提供しませんが美味しいお店情報はお任せください。また自転車で買い出しに行って、宿にてBBQなんてのもオススメ。宿主と差し向かいで1杯というのはいかがですか。

一人でビジネスホテルじゃ味気ないし、若者が集まる2段ベッドのゲストハウスもちと辛い・・・そんな大人が気ままな一人旅を楽しめる宿を目指して、宿の設備やサービス、情報提供などを充実させて行きたいと考えています。

どうぞお楽しみに・・・。

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