見出し画像

進化から、深化へ

戦略を明かすという意味で使われる「手の内を見せる」という言葉、この「手の内」とは、矢を放つ際の弓の握り方を表す言葉が語源となっている。

「手の内」とは、矢を放つ際の弓の握り方を表す言葉

矢を正確に放つ上で「手の内」はもっとも重要で、その習得には何年もの修練が必要だと言われている。実際は、弓を握るというより、的に向かって弓を押すという感覚に近く、同時に弓を安定させ、手の中で絞り込むという、とても複雑な作業を一緒に行なっている。そう聞くと「手の内を見せる」という言葉が生まれた背景も理解できるのではないだろうか。

・・・とはいえ、見せてもらったところで、簡単に会得できるものでもない。

弓道を習い始めてまだ日が浅い私にとって、その真髄は未だ霧の中というのが正直なところ・・・。うまく矢を当ててやろうなんて思うと、すぐに手の内のバランスが崩れて矢はあさっての方向へ。なんとも捉え所のない厄介な作業なのである。

還暦も過ぎると、もはや頭やカラダの機能が進化するなんてことはあり得ない。どう考えても衰えていく一方(笑)。けれど、理想の形を模索し、試してみるを繰り返すことで、少しづつ深化させていくことはできる。

「進化から、深化へ」
こうした心境の変化は大袈裟かもしれないが、ある種の通過儀礼のような、年齢を経たからこその「気づき」なんだと思う。

「遍路修行は、新たな自分へ脱皮する通過儀礼」と言ったお坊さんがいたが、
弓道修行は私にとっての通過儀礼で、生まれ変わりの機会だったのかもしれない。

頭を空っぽにして、深く深く自分の精神やカラダと対話する。
何年もかかる・・・、そのことに妙な魅力を感じ、ニヤついている今日この頃です


今年の夏も、徳島に阿波踊りがやってくる!

以外と知られて無いですが、阿波踊りは鳴門でも楽しめます。
踊り手は同じ、通は鳴門で一足先に楽しむとか…。

鳴門阿波踊り 8月9日〜11日
徳島阿波踊り 8月11日〜15日
期間中は混み合いますので、宿のご予約はお早めに!
皆様のお越しをお待ちしております。
最高ですよ!

ご予約はお早めに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?