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2拠点生活のススメ|第153回|キレる老人

今日は、湿度も高いし暑いし、一気に梅雨が明けて夏が来たような気分だった。カラダがまだ暑さに慣れていないのか、たいして何もしていないのだが、出かけるだけで疲れてしまった。

暑さのせいなのか、病院では大声でキレる老人に出会った。

職員の方がコロナ対策で体温を測るのだが、ゆっくりと聞こえやすいように喋るのが、馬鹿にされているような気がしたのか「何だ、さっさと言え!」と怒鳴る。

さらに、前を歩いている人に「邪魔だ、どけ!」と怒鳴り散らす。どうやら、前を歩いていた人は付き添いの方だったようだが、いつもこの調子だと大変だな。

何が、この老人を怒らせているんだろうか。杖をついて、歩くのも少し不自由だったので、思うように動かない自分のカラダにイライラしているんだろうか。

「キレる」と言えば、一昔前はささいなことで逆上する若者を指すことが多かったが、今の時代はそれが中高年、特に高齢者に移り変わっているような気がする。

実際、「老人・キレる」でググッてみると、出てくる、出てくる。老人の暴行犯に限っては右肩上がりで増え続け、平成8年に比べて20倍もの逮捕者が出ているというから驚き。今や社会問題の一つになっているようだ。


どうやらこうした現象は、老化による脳の萎縮と関係しているようだ。前頭葉が萎縮し、血行が悪くなると、怒り”という感情を抑えるブレーキが利きにくくなるとのこと。

早ければ40代から、こうした衰えが始まるらしい、どうすれば防げるのだろう?

前頭葉は、普段から使っていないと衰えやすいようだ。しかもルーティン的な行動では活性化せず、想定外のことや予想外のことを経験したときに活性化する・・・ということは、前頭葉を萎縮させないためにも、何か新しいチャレンジを常に見つけることが大切なのかもしれない。

新しいチャレンジを続け、穏やかで、愛される老人になりたいものですね。

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