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【留学するまで#1】 留学行きたいなと思ったあの日

※本ブログがリゾバ生活.comさんに紹介されました!※

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「俺、いなくなるから」

片道通勤時間1時間半、週3以上の全国出張という激務社畜をやっていた新入社員時代、同じプロジェクトの先輩にいつものようにランチに誘われた真夏のある日、突然言われた衝撃の言葉。

「え?どゆことですか?」当然聞き返す。

「1年間、スウェーデンに行く」

「な、何ごとですか?」

「留学。」

その時自分の人生で初めて、身近な人が「留学」に行くという事象が発生した。


思い起こせば昔から留学という、憧れに近い単語は知っていた。漠然と、留学いいなと思ったこともあった。でも大学に入ってイメージしなおすと、そこには様々な壁と自身の意識の低さがあった。

・卒業が遅れる
・金がかかる
・英語力が足りない
・まわりにそんな人いない
・etc...

そんな言い訳をよりどころにして行動は起こさず、大学4年間、さらに大学院2年間が過ぎた。

気が付けば社会人。もう一生留学なんて機会ないだろう、そう思っていた。
そんなある日に耳にした先輩の衝撃の言葉。「俺、いなくなるから」。

なんで医薬品開発の社員が海外留学?てか先輩会社やめるの?疑問質問がうなるように頭に浮かぶ。

一通り先輩に聞くと、ある程度納得ができた。
・新薬開発にサイエンスは不可欠
・サイエンスを学びに海外の大学に留学する
・会社にとっても人材育成、受け入れ先大学とのコネクションになる
・それをサポートするシステムが会社にある


「え、何それ良いな、うらやましい。」

状況を理解した後、シンプルに第一に抱いた感情。
そんな留学ストーリーがあるなんて知らなかった。そんな大学受け入れ先があるなんて知らなかった。そんな夢のようなシステムが弊社にあるなんて知らなかった。


あの日、自分の中に長年封じ込めていた感情が一気に蘇ったような気がした。

「俺も、留学行きたいな」

ランチ後オフィスに戻ると、少し空虚な感じがした気がした。

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つづく。













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