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Illustrator使い倒しテク

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2021年4月の記事一覧

「マド埋め」問題を解決するアピアランス

丸付き数字やアイコン素材、ロゴのように扱うテキストの「マド」を埋めるアピアランスについて考えます。 白丸数字(1)①のような白丸数字の透明部分を埋めるには、次の手順で行います。 塗りアピアランスを追加 [パスファインダー(分割)]効果を適用 [パスファインダーオプション]を開いて[分割およびアウトライン適用時に塗りのないアートワークを削除]オプションをOFFに アピアランスを分割したときにパスがキレイになるように[パスファインダー(追加)]効果を加える [パスファ

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ポストイット風のアピアランスのバリエーション

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)からの抜粋です。 ちょっとだけ浮き上がった感じ まずは、右端がちょっとだけ浮き上がった感じにしてみましょう。 手順 まずは、文字アピアランスの塗りと線を「なし」にして、塗りアピアランスを追加します。 塗りを追加し、カラーを黄色に変更。[形状に変換]効果で長方形にします。 黄色い四角形になった塗りアピアランスを複製し、グレーに変更。[ぼかし(ガウス)]効果を適用します。うっすらとグローのように影が見えます。

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アピアランスに慣れたら考えたいグラフィックスタイルの使い回し

アピアランスは「作って終わり」ではなく、グラフィックスタイルに登録することで、ほかのオブジェクトにスピーディに適用したり、また、変更内容を一括更新するまでがセットです。 ところが困ってしまうのが、新規ファイルを作成したとき[グラフィックスタイル]パネルを開いても、これまでに作ったスタイルが反映されないこと。 今的には、グラフィックスタイルを適用したオブジェクトをCCライブラリに登録し、そのアイテムを新しいファイルにoption + ドラッグで配置するのがベストな方法です。

文字の増減に追従して左右に罫線を付けるアピアランス

文字の増減に追従して左右に罫線を付けるアピアランスを考えてみました。 [形状に変換]効果で長方形にし、それを[変形]効果で縦罫線にし、位置を調整する [変形]効果で水平方向に移動しながら[コピー]の値の数だけ繰り返します。文字数が増えても対応できるように[コピー]の値を多めに設定します。 最前面に塗りを追加して長方形にし、[パスファインダー(切り抜き)]で、その長方形部分のみ表示します。この際、[パスのアウトライン]効果が必要です。 トラッキングと移動距離の調整トラッ

「A1明朝がウェイト展開されますように…」という願い(への現実的な処方箋)

「何を打っても(=どんな文字を入力しても)いい感じになる」万能感あふれる〈A1明朝〉ですが、残念なのがウェイト展開がないこと。 「A1明朝がウェイト展開されたら…」という声を聞かない日はありません。 線に同じカラーに設定することで少しばかりの“太らせ”は可能ですが、画数の多い文字ではつぶれてしまい、厳しいです。 〈A1明朝〉にウェイトがなければ〈筑紫Aオールド明朝〉を使えばいいじゃない? フォントワークスLETSをお使いであれば、〈筑紫Aオールド明朝〉を使うという選択肢

IllustratorのスクリプトとKeyboard Maestroの合わせ技で「メイン+サブ」のような2行のテキストを一瞬でいい感じに仕上げる

「メイン+サブ」のような2行のテキストがあるとき、横幅を揃えつつ、念のため行揃えを中央揃えにする場面があります。私の場合、むっちゃ多いのですが、IllustratorのスクリプトとKeyboard Maestroの合わせ技にて一瞬で実現しています。 ※定型作業なので、そのものズバリのスクリプトが書けると思うのですが… Keyboard Maestroマクロ次の手順をKeyboard Maestroのマクロとして設定しています。 ① テキスト編集中の場合には抜ける(⌘ +

Illustratorで行送りを「110%」にする

Illustratorで行送りを「110%」にするKeyboard Maestroをマクロを作りました。むっちゃ地味ですが、タブでフォーカス移動しながらフォントサイズをコピーし、行送りにペーストして「*1.1」と入力する、といういうもの。 こういうのこそ、スクリプトでやったらよさそうだけど、次の2つしか見つからず… app.activeDocument.textFrames[index].paragraphs[index].paragraphAttributes.auto