おだじんさんの「トーキョーゾンビ」を解説、考察してみた
こんにちは。 前回の「Warm Again」の記事が予想以上に見られていてうれしいです。
今回は、おだじん/小田桐仁義さんの、「トーキョーゾンビ」を解説、考察してみようと思います。
基本情報
「トーキョーゾンビ」は、2017年に発表された曲で、kouichiTVさんの、第五期EDです。まずは聞いてみてください。これを見てるそこのあなた、すでに聞いたことあるでしょ。
主な収録アルバムは、「MAPLE FADGE」「STARTER KIT」等です。
この曲は、おだじんさんのYouTubeチャンネルで、現在最も再生されている曲で、2022年9月現在199万回再生されています。
追記 2022年9月30日 200万回突破!!!
そのため、「Warm Again」等とともにおだじんさんの代表曲の一つといえるでしょう。
曲調・歌詞
この曲の特徴は、ロック調で、エレキギターがメインの楽器になっています。歌詞は、社会の負の面を歌っています。
イントロは、疾走感とともに重たさが感じられます。
Aメロ。 張り詰めるようなギターサウンドとともにボーカルが始まります。
「ジョークと言って」「4月の1日」というところから、エイプリルフールのことを指していると考えられます。
またこのとき、「4月の1日」を、「しがつのついたち」と歌わず、
「しがつのいっぴ」と呼んでいます。
「いっぴ」という読み方は、ビジネスシーンで使われることが多いそうです。
これから見ていく歌詞にも、社会にむけた不満のようなものがあるので、あえてこの読み方にしているのかもしれません。
Bメロのこの歌詞では、主人公の残業時間が延長され、「身と心が消耗」されていく情景が浮かびます。
「丑の刻」とは、現在の1時から3時ごろを指す言葉らしいです。
かなり遅くまで残業していますね。
そしてサビ。印象的な歌詞が、心に響いてきます。また、バンドサウンドもかなり盛り上がります。
遅くまで残業した主人公。ただただ好きなアルバムが聞きたくなるほどクタクタになっているのでしょう。
ここで出てくる"Odessey & Oracle"とは、イギリスのロックバンド、
ゾンビーズの通算2枚目のアルバムです。
タイトルの「ゾンビ」とここでつながっていますね。
2番。 ここでは、社会に対する嘆きが歌われています。
「人と人」で疑い合い、お互いが分かり合えず、情緒不安定にまでなってしまう社会の現状に疑問を投げかけています。
そして二番のサビ。
一人一人の事情も知らずに、一概に物事を言うべきでないという不満が感じられます。
また、一番から、2時間も時間が経過していることがわかります。
そして間奏もが終わりBメロが入り、ラスサビが始まります。
ラスサビの歌詞と一番の歌詞の違いは、ここの歌詞のみです。
つづく残業の中で、主人公は、「優しさ」さえ分からなくなってしまったのかもしれません。
まとめ
おだじん/小田桐仁義さんの楽曲「トーキョーゾンビ」は、社会の現状に疑問を投げかけるような暗い歌詞と、それを乗せるクールなバンドサウンドの調和により、今日まで愛されてきたのだと思いました。
また、曲名の「トーキョーゾンビ」とは、日本の社会を、首都の東京と現し、そこで生きる人々をゾンビのようだと比喩していると思いました。
この記事で、より「トーキョーゾンビ」が好きになってもらえたらうれしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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