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【あか】鈴木優磨は人柄で損をしてる(?)【前半】

2月19日に行われたJリーグ開幕戦の1カード・G大阪vs鹿島アントラーズ。その前半38分G大阪のパトリックが鈴木優磨への報復行為で退場。この判定がネットで物議を醸している。

今回はこの一件に関しての見解を述べてみようと思う。

事象

鈴木優磨がこぼれ玉を処理しきれず、カットしたパトリックに対してやや後方からスライディングをして倒してしまう。

倒れたパトリックが立ち上がろうとした軸足を鈴木優磨が意図的に抱え込む。

パトリックが振り払うように鈴木優磨に腕を振る。

荒木主審は即座にパトリックにレッドカードを提示。

VAR審議の結果、オンフィールドレビューなしでパトリックの退場を最終決定。

試合2日後の21日、Jリーグは「(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手のボールとは関係の無いところで相手競技者を打った行為は、『乱暴な行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と公式発表。

いくつか主題を置いて意見を述べようと思う。

「鈴木優磨がパトリックにスライディングを見舞った挙句、足を抱えたのは処罰の対象にならないのか」

なると思うし、VAR担当も荒木主審も、処罰を下したJリーグもそれは確認、吟味の末の結論だろう。現在日本で215名しかいない選ばれしA級審判員が6名も揃って、それを確認しそびれたとは考えにくい。もしそうだとしたら、それが日本の審判員のレベルということになってしまうので、今後改善が求められる。

それでもA級審判でもない身分で、画面で指をくわえながら感情に任せてただ偉そうに文句を垂れる我々よりもはるかに頼りになる判定なのは間違いない。その人たちが見逃してしまったのなら、「仕方ないけど、次からは頼むよ」と済ませてしまう他ない。

「鈴木優磨の大袈裟なリアクションのせいでパトリックが退場になってしまった」

これは鹿島サポ以外のサッカーファンはみんな思ったことだろう。実際、僕が鹿島サポじゃなかったらそう感じて不快になっていただろうし。

正直者が損をして、ずる賢い奴が得をして笑っているのは不快だろう。そこに味方と敵という関係性を持たせたなら尚更だ。

まず「大袈裟なリアクションのせいで」というのは正しくなかったらしい。判定が物議を醸し、2日もの時間があった上でルール規定を用いてそれを表明したJリーグの判定がその証明だ。

推測の話になってしまうが、あの腕の振り方は当たってなかったとしてもピッチ上で問題になっていただろう。当たっていないのだったらイエローで済んだかもしれないが、パトリックの腕は割としっかりと鈴木に接触している。

当たった部位ではなく、その意思が問題になったということらしい。

瞬間的な判定ならば「間違っている、正しい」という議論に入れるが、それに人生を懸けているプロたちがしっかり時間をかけてした裁定ならば議論の余地はない。彼らよりもサッカーに詳しく、彼らよりも時間をかけている人間なんて少なくともネット上はどこにもいないのだから。

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