ガンバ大阪歴代外国人列伝(2017-2019.6)

最後となりましたガンバ大阪歴代外国人列伝
最初はあの前回忘れていた選手から

前々回、前回はこちら


企画の発端であるジェイさんtkqさんの記事はこちら

アデミウソン(2016-)


2017年加入だと思ってた2016年加入のぷりぷりにお尻と切れ味のあるドリブルが魅力のブラジル人アタッカーで元U-20ブラジル代表で10番を着けてた男。シティコネクションでマリノスで試運転させてたものの契約満了を待ってガンバが完全移籍で獲得。ここからガンバのマリノススキーが始まった。絶好調時の低重心と引き締まった大臀筋から繰り出されるキレッキレのドリブルはだれも止められない2019ガンバ攻撃の生命線だけどいかんせん決定力にかけるのが難点。加入当初は右サイドで使われるも長谷川監督特有のハードワークができずストライカーで使うと自身の才能をを発揮。2018年はグロインペイン症候群に悩まされ17試合5得点と不完全燃焼に終わった。さらにブラジルでの治療中にインスタグラムをバンバン投稿するという姿勢が一部ファンから批判され「インスタグラマー」とも言われていた。日本5年目の今シーズンはオフシーズンから引き締まっており守備意識も向上。サイドバックの位置まで帰ってきてスライディングでボール奪ったときは別人かと思った。またアデの推進力とアデ・倉田・藤春のコンビネーションは脅威であり攻撃の要として活躍中。正直ガンバで今一番上手いと思う(ずっと言ってる)

ファビオ(2017‐2018)

またまたマリノスからとってきた苦労人CB。発掘は当時関東1部だった相模原で練習試合でマリノスのスカウトに見つかったらしい。ハイボールに強くロングボールも蹴れる能力を持っていたが試合中に集中が切れたのか突然とんでもないポカをするけど在籍2年間は不動のCBだった。しかしそのポカが宮本監督の信頼に値しなかったのか2018年をもって契約満了に。今シーズンはまだ無所属らしいのでどこか日本のクラブが買ってはくれないか。

ぺ スヨン(2017‐)

高卒で韓国からやってきたCB。大柄でフィジカルに長けているがファールがとても多かった。2018年に外国人枠の都合上、後述のマテウスを獲るためにシーズン途中で北九州へレンタル。そこではほとんど出てなかった。今シーズンは最初からカマタマーレ讃岐へレンタル中。記事執筆中に途中交代でFWやっててスーパーミドルを決めていたしドリブルで突っかかりまくってた。もしかしたら彼はFWの方が向いてるのかもしれない。ガンバは外国人保有制限も解除されたしJ3の人材が足りてないからもうちょっと責任もって育ててほしいと思う。

マテウス(2018.3‐2018.8)

「チームのバランスが悪い」と何回も言ってたクルピ監督がサントスから連れてきたクルピの愛弟子で当時から穴だった待望のボランチ選手。強烈なミドルとショートカウンターで持ち上がるドリブルは何とも迫力があったがボランチとしては守備が軽すぎたし期待されてた強烈なミドルは1回を除いて空砲だった。クルピから宮本監督に代わってからは高や高江より序列が下がり8月に契約解除。今はブラジルの名門コリンチャンスにいるらしい。

ファン ウィジョ(2017.7‐)

城南所属時にACLでやられてから2年間ラブコールを送り続けた現ガンバのエースストライカー。身長の割にスピードがあり足元もうまいし守備にも走れるといったガンバがほしかったベストの選手ではないだろうか。シュートは常に全力で体折って足振るというスタイルで左足は残念ながらおもちゃである。2017年の大阪ダービーでデビューし初得点。そこからコンスタントに得点を取り続けて2018年はシーズン16得点でベストイレブンにも選ばれる。2018年のシーズン途中にアジア大会に韓国代表OAとして選出される(ガンバは出し渋ったらしいが監督自ら説得にきて折れたらしい。)。韓国国内では監督が城南時代の恩師だったためコネ選出だと炎上したらしいが大会で得点王で優勝に貢献。日本との決勝では勝利後当時チームメイトだった初瀬のところに真っ先に来るなどジェソク同様男前な選手である。またアジア大会から韓国国内での人気も急上昇、ガンバの公式インスタグラムではウィジョが載ってるか否かでいいねの数もコメントの数も大幅に違うしスタジアムでも韓国から来たであろうサポーターがユニとタオマフ巻いて来場する人が明らかに増えた。そしてガンバが公式で英語のHPや韓国語での投稿もするようになった。ありがとうウィジョ。

金英權(2019‐)

中国の強豪である広州恒大からやってきた左利きCBで韓国代表キャプテン。ロシアワールドカップでドイツ相手に点とって大金星を挙げたのでも有名。プロデビューは日本の大宮でその後FC東京、広州とわたりガンバにやってきた為1度もKリーグでプレーしてない。宮本監督が熱望していた左利きのCBでゲームの組み立てにも参加でき縦パスや逆サイド裏へのロングフィードも素晴らしいものがある。そして在籍1年目なのにガンバ大阪を語る企画に参加している。アジア大会後の合流と聞くとガンバサポ的に全くフィットしなかった水本が思い出されて嫌な予感をしていたら序盤戦は案の定低パフォーマンスを披露してまたなのか…と思っていたが現在は本来の力を発揮でき始めている。でも頼むからペナ前で意味もなくボールこねて相手に取られるのだけは勘弁してください…

ダビド コンチャ(2019‐)

バルセロナBに在籍したことがあるだけで騒がれた。22歳と若くガンバ初のスペイン人選手でガンバでは久しぶりのブラジルと韓国以外の選手。プレー映像では両足をそん色なく使うことができるドリブラーらしいのだが加入当初から怪我をしていてサポーターからは「未確認選手」とか「幻のコンチャ」とか言われていたがルヴァンカップ松本戦に途中出場し存在が確認された(俺は見てない)。その後J3で1試合、あとトップで1試合ベンチ入りしただけで音沙汰無し。こちらもアデミウソン同様インスタグラムはバンバン更新されているため一部サポは不満なご様子。そろそろ俺にも存在を確認させてほしい。

終わりに

これで見たことある選手は全員書いたはず。つたない文書を読んでいただきありがとうございました。
振り返ってみると強いガンバの時代には反則外国人が必ずいたんだなという事ととても懐かしい選手も思い出すことができました。
サポーターとしてここ最近のガンバの成績は納得いくものではありませんがこうやって違う視点でガンバを見るていうのも面白いものだなと改めて再確認できました。
企画したジェイさん@Twitter:RMJ_muga )、tkq(twitter:@tkq)さん、ありがとうございました!