マインドセットってどうやるの? その10


7 一瞬で瞑想状態になれるようにする音声を録音する。

さて、いよいよ……一瞬で瞑想状態になれるようにする方法の解説を行います。

その前に……話は少し違いますが……というか、あとで理解してもらうための前フリなのですが……

瞑想状態というのは、多少危険なところがあるのです。(何度も言いましたが、また意味合いの違う話です)

といっても、スピリチュアルな危険……なにやら怪しいたぐいの危険ではありません。


現実的な問題です。

つまり……あなたが車……自動車でも自転車でも……を動かしている時に、急に瞑想状態になったらどうなるでしょう?

きちんと制御されているのなら問題はない……というより望ましいのですが、そうでない場合……

例えば、いきなり体の力が抜けてしまい、目の前にイメージが広がり、意識が別の方向に行ってしまったら……

危ないこと、この上もないのです。

そう。
一瞬で瞑想状態に入れるということは、それがきちんと制御できていないと、思いもよらないときに瞑想状態に『なってしまう』危険性があるわけです。

ですから、古来、瞑想を制御……わかりやすく言うと、
「瞑想をしたい時にはすぐ出来るように、しかし、するべきではない時には瞑想状態にならない」
ようにする方法がいろいろ考案されてきたのです。


その中の一つが

『魔法の指輪』

と呼ばれるもの……もしくはテクニックです。

魔法の指輪というとなんか怪しく(または妖しく)聞こえますが、要するにその指輪をはめている時だけその能力が使えるようにする技法なのですね。


「だったら、そういうもの(アイテム)を用意しよう」

と早合点してはいけません。

アイテムを使う方法は強力なのですが、そのアイテムを持ちあわせない時には瞑想状態に入れない、もしくは入りづらくなり、不便なのです。

そのためにおすすめするのが

『印契(ムドラー)』

という方法です。


『印契』という言葉でカンのいいあなたは仏像を思い描いたかもしれません。

仏像は、さまざまな変わった指や手の形をとっていますね。

あれが『印』もしくは『印契』と呼ばれるものです。


ちなみに、いきなりあのややこしい印を結んでも大した効果はないのです。

もちろん、効果があるものも有りますが、大体の場合、初心者が苦労して指や手をあの妙な形にしたとしても、何の効果もありません。

そもそも、なぜ日常生活ではありえないような指の曲げ方をしたりするのか?


ここで注目していただきたいのは

『印契』

という言葉なのです。

カンのいいあなたはもう薄々見当がついているかと思います。


続く→その11

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