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【販促】チラシは「中身」より「配り方」!多くの店舗が見落としがちな盲点とは?

おはようございます。今回は、飲食店に限らず、店舗ビジネスにおける販売促進の中でも「王道」と言っても過言ではない「チラシ販促」をテーマに、見落としがちな盲点と、確実に成果につながる方法をお伝えします。

①新聞折り込みが厳しい2つの原因

今でも「地域の世帯に直接届く」という点で店舗ビジネスの「王道」ともいえる新聞の折り込みチラシ。しかし最近は、ネットにその地位を奪われ、反応率(=戻り率)も厳しくなっているようです。
この原因は大きく2つあると私は思っています。

(1)一つは新聞を購読する世帯が減少していること。
(2)地域の他のビジネスが新聞折り込みを行うようになったこと。

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例えばスーパーやパチンコ屋は、これまでも折込をしていましたが、最近では美容院や住宅販売、宅配やスポーツクラブなども折込チラシを実施しています。週末ともなれば、これらのチラシの束が新聞本紙よりもブ厚く折り込まれています。結果的にチラシ同士の競合・競争が激しくなっているのです。ただでさえ新聞の部数は減っている状況ですので、これではせっかく作った自店のチラシも、束の中に埋もれてしまいます。

②ノウハウ豊富な「中身」へと目がいってしまう

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先の2つの原因を踏まえると、今回のタイトルにありますようにチラシの「中身」ではなく「配り方」について考えるべきだと思っていただけることでしょう。「配り方」とは、店外にいる人への「伝え方」のことです。
ただ、多くの人はチラシの反応率が悪いと「チラシの中身に問題がある」と思ってしまいがちです。そして「効果的なチラシの作り方」のみを追求していってしまいます。
例えば、手書き文字にしたり、インパクトのあるキャッチフレーズにしたり、美味しそうな料理写真を載せたり、お客様の声を出したり、などです。書店に行けば、これらのノウハウ書籍が沢山あります。それらの本を読んで勉強して、良いチラシを追い求めることは決して悪いことではありません。
しかし、そこに囚われてしまうと次第に「お客様を店に呼ぶこと」ではなく「自分が満足するチラシを作ること」が目的になってしまうので注意が必要です。さらには書店で売っているノウハウは、誰でも手軽に得ることができます。中身を工夫したチラシは、最初は効果があっても、直ぐに「ライバル」が模倣して同じようなチラシばかりになっていけば、その効力は失われていきます。

③いくら優れたチラシでも「対面」には敵わない

では今後、どのようにチラシ販促を行うべきか?についてですが、これにはまず近年の世の人々の心理を把握する必要があります。
テレビ・雑誌・インターネットからの情報が氾濫している昨今、多くの人は信頼できる(正しい)情報を求めています。
この信頼できる情報は「文字・文章・紙」より「声・表情・人柄」を用いた方が効果的です。なぜなら文字・文章・紙は誤魔化しやすいですが、声・表情・人柄のほうが誤魔化しにくいからです。

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以上の理由から、私はレジでの手渡しや、外回り営業活動によるチラシ配り勧めています。あるいはポスティング(ポスト投函)をするのであれば、勝手にポストに投函するのではなく、インターフォンを鳴らして先方と言葉を交わした上でチラシを配るように伝えています。
あくまで「(配る)人」が重要であり、対面して手渡す「おまけ」として、チラシを手渡すのです。
もちろん、配る人の「表情」「身だしなみ」「声」が、チラシ以上に大きく相手の印象を左右することは言うまでもありませんので、お忘れなく。

④心からの一生懸命さ信頼を生み、相手は来てくれる

もちろん1件ずつ対面での訪問ですので、限られた時間における活動件数は少なくなります。しかし、新聞折り込みのような競争がないため、受け取った相手は高確率でチラシを見てくれます。
また一生懸命に汗を流して頑張っていれば、その店や企業への信頼にもつながることは確実です。

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信頼できる人からの情報は、自然と行動へと繋がり、結果的に高確率の集客効果(売上)を生むことでしょう。
ということで…これをきっかけに「これからのチラシ販促」について考えてみませんか?

※関連動画
【居酒屋】繁華街でのチラシ配り実践レクチャー

チラシ配りレクチャー

https://youtu.be/-UfmDAGnOxw

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