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【閲覧注意】好きなサイコパススリラー映画のプロットを4つに分類してみたらネタバレすぎた件


12月を迎えホーリーでジョーリーな気持ちになっているところ申し訳ないが、私はサイコパススリラー映画が好きだ。

大抵の映画は最初の5分程度で面白いかどうか、展開の仕方もフォーマットに則っているので分かるが、

サイコパススリラーの場合そんなこと考えている暇もなく世界観にのめり込めるため、映画を見過ぎて悪い意味で舌の肥えてしまった私には難解さが丁度いい。

そして王道のヒーロー物や悪い奴とっちめる系の犯罪推理映画とも違って、観た後に自分の平凡な毎日に感謝できる読後感が幸せだ。
ー怖かったー、こんな人周りにいなくて良かったー。と。

先日、ひとりサイコパススリラー映画マラソンをしていたら4パターンに分類が出来ることに気付いてしまった。

…これは痛手でありながら、映画分析能力を高める上で願ってもみないひらめき。

しかしこれを公開してしまったら、最後どうなるのか想像もつかない楽しみを映画鑑賞者から奪うことになってしまうのでは??? 

並々ならぬジレンマと私は闘った末、
誰かと共感したい気持ちに完敗してしまった…。

という訳で、以下の4パターンをオススメしたい作品とともにご覧いただこう。


①主人公がサイコパスになるまでの話
【解説】サイコ発症前〜発症後が描かれ、誰も着いてこれないところまで行き、エンドロール。


【作品】
Secret Window(2004)
デーヴィッド・コープ監督
ジョニー・デップ主演
スティーブン・キング原作

【取扱説明】
恐怖指数★★・
ジョニデってマジでイケメンだなって思うはずです。鑑賞後、チェック柄のロングガウンと黒縁眼鏡を購入する確率が高くなるのでご注意下さい。部屋着で髪ボサボサでほぼ鬱状態でも愛してしまいそうになる、スイートマスクは目に焼き付けましょう。愛犬家の方には心苦しい場面があります。ご注意下さい。

②主人公が狂ったと見せかけて最後正しかったと証明される話
【解説】中盤まで自分自身の妄想だったのでは?と混乱する主人公を観て鑑賞者も混乱する展開からのどんでん返しが爽快だがまあまあありきたり。


【作品】
The woman in the window(2021)
ジョー・ライト監督
エイミー・アダムス主演
A•J•フィン原作

【取扱説明】
恐怖指数★・・
エミリー・ブラント主演 のThe girl on the train(2016) とほぼ同じ構造ですが、広場恐怖症という要素を入れるだけで設定がバッチリ締まります。怖いもの観たさで鑑賞する方には刺激が足らず、徐々に主人公にイライラしてくると思いますが、それもプロット通りです。辛抱して待ちましょう。

③狂気の世界に踏み入れるが間一髪で助かる【解説】サバイバーの話、観たあとスッキリ系だけど、狂気との繋がりをまだ残しておく、が定番。


【作品】
Get out(2017)
ジョーダン・ピール監督
ダニエル・カルーヤ主演

【取扱説明】
恐怖指数★★★
冗談抜きに心臓に悪いです。不整脈の疑いがある方やペースメーカーをご使用の方は絶対に観ないでください。アメリカの人種問題を垣間見えるため、今後テキサスには恐怖で行けなくなりますのでご了承ください。

④全員死ぬか狂う
【解説】救いが無くて一番後味悪いがゾッとする度満点。アート性が高い(気がする)。


【作品】
Hereditary(2018)

アリ・アスター監督
トニ・コレット主演

【取扱説明】
恐怖指数★★★
スプラッター系は怖くない、と思っている方には朗報です。こんなにグロデスクでありながらスピリチュアルなサイコスリラーが今まであったでしょうか。映画が臭覚まで伝えることが出来ない現代の技術に感謝してください。この映画に救いはありません。狂う覚悟でご覧ください。



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