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「適応力」を高めて変異ウイルスと「共生」

自分の免疫力、適応力を鍛えよう

2021年8月30日の現在もコロナの影響がまだ続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?感染力の強いデルタ型変異株が世界的に拡大して、ワクチン接種で流行が収まりつつあった欧米諸国でも流行が再燃しているようです。日本国内でも全国的にデルタ型変異株が波及し、この流行がいつまで続くのかと先が見えない状況です。一年半以上続いているコロナ対策に肉体的にも精神的にも疲れが溜まってきているのではないでしょうか?ウイルス感染症対策の切り札のひとつとされるワクチン接種も早く接種したい人がいる一方で、副作用を避けて様子を見ている方もいらっしゃると思います。時間の経過に伴いワクチンの効果が下がるとして3回目の接種を決めた国もあり、対策は「いたちごっこ」状態のようです。

当院では家族も含めて全員が、2回目のワクチン接種を終えました。今回のパンデミック以前までは、ウイルス感染するのであれば、自然に感染して自分の免疫力、適応力を鍛えようぐらいの気持ちで過ごしてきましたが、今回の新型コロナウイルスは事情が違う様です。腕に注射した記憶は小学生以来なので、久しぶりに注射をしたという感じです。今までインフルエンザのワクチン接種は受けたことがありませんし、家族が風邪やインフルエンザだからといってマスクを着用することもありませんでした。これまでに何回かは、風邪やインフルエンザに罹ったことはあると思います。病院のように正確に診断することはできませんが、免疫系などの調整をしていますので、お陰様で開業以来、病気で仕事を休んだ記憶はありません。

「自然」と「人工」というものが対立

私の長い治療家人生を振り返ると、食べ物や衣類、洗剤など、できるだけ自然に近いもの・・・というような自然思想、自然哲学に傾倒しており、自然の生命力を大切にしています。それは、私自身が東洋医学やカイロプラクティックなど自然療法を長く学んでいたこと、特に米国のカイロプラクティック大学への留学でその思想は強くなったと思います。元来、医療の世界では「自然」と「人工」というものが対立するような概念があり、人が人工的に作ったもの、自然でないものは良くないというような考えが、知らず知らずのうちに思想として浸透していたように思います。

しかしながら、私たちは電化製品やIT機器による電磁波などの人工的な電波や人工的な食べ物などに常にさらされながら生活を営んでいます。もしも、人工的なものが健康に良くないとすれば、人類の平均寿命は下がるはずなので、私たちは科学の進化と共に進化して、様々な「人工物」に適応し、順応しているのだと思います。ただし、人間が進歩させた人工的な科学技術が自然環境を破壊して地球温暖化を招いて各地で自然災害を引き起こしているということもあるので、便利さなどを追求した科学技術の進歩には、自然と共存できるバランスが問われているのだと思います。

「自然」や「人工物」にも調和できる力

私たちは「自然」との調和を大切にする一方で、「人工物」と調和することも必要です。人間には知られざる「適応力」があるので、「自然」や「人工物」にも調和できる力が備えられていると思います。当院の治療思想の根底には、有機論生命論的、すなわち東洋医学的な思想を継承しており、適応させる、調和させるという治療思想があります。悪いものを探して、それを排除するというような機械論的な西洋医学思想とは異なり、もしも、身体に合わないものがあれば、「人工物」も含めて、できる範囲内で「波長」を合わせる治療を行なっています。人間関係による心の不和も含めて、避ける、嫌う、忘れるというよりも、受け入れる、慣れる、調和するといったような、人間が本来持ち備えている「適応力」や「調和力」を最大限に引き出す方が健康的な生活へとつながるのではないでしょうか。

今回のパンデミックを引き起こした新型コロナウイルスも人類にとっては共存、共生すべき存在なのかもしれません。それと戦う、撲滅するというよりも、共生、調和することの方が、我々の健康維持につながるのではないかと思います。今回のワクチン接種も、遺伝子に作用させるという意味で、新しい試みなので、不安に思われている方も少なくはないかもしれません。ワクチンを接種することなく自然免疫を獲得するというのも一つの手段です。今回のパンデミックから学べることは、ウイルスはさらに変異し、進化する可能性があるということです。そうであるならば、生物の進化に順応した適応力を人類は身につけなければならないという考えも健康を保つ上で大切だと思います。「適応力」を高めて変異ウイルスと「共生」していきましょう。

当院ではできる限りワクチン接種の副反応が生じない様にサポートすることができればと願っております。「適応力」や「免疫力」を高めるために当院での施術をご利用ください。

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