166.美しい医学書の時代
パッと出してすぐわかる 胆・膵 超音波アトラス
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三省堂書店池袋本店のヨンデル選書フェア(本記事は2019-2020のヨンデル選書 2nd seasonが対象)で、お買い上げの方に渡す特製カードに350文字のオススメ文を寄せた。以下、そのまま引用する。
ちなみに書評カードにはこう書いたけど、あとでわかったことだが西田先生は北海道大学病院の教授ではなかった。いや、教授なのか? なんだかよくわからないポジションについている。偉いことにかわりはない。ちなみにこの本は、同時期にもうひとつ、シリーズの別の本が出ている。
パッと出してすぐわかる 肝・脾 超音波アトラス
違いがわかるだろうか。最初に説明したほうは「胆膵(胆道、膵臓)」。あとのほうは肝臓と脾臓だ。書評コメントも変えた。以下の通り。
医学書のデザインって重要だよね、という話、最近はもう当たり前すぎる感もあるのだが、まだまだこだわっていい部分だと感じることもある。医学書は、単価は高いが部数が少なく、印税10%では著者に年間に数万円くらいしか入ってこない世界であり、出版社側のもうけもほとんどないんじゃないかと思うけれども、そんな中できっちりデザイナーやイラストレーターを入れてくださることには感謝しかないし、そういうきれいな作りの本が増えていくことは読者としてもうれしい。
(2022.9.23 166冊目、とちゅうでカウントがずれてたのをここで補正)