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167.同業他社がほめる本

ストーリーで身につく外科センス


(上記リンクをクリックすると版元ドットコム。いろいろな場所で買えます。)

三省堂書店池袋本店のヨンデル選書フェア(本記事は2020-2021のヨンデル選書 3rd seasonが対象)で、お買い上げの方に渡す特製カードに350文字のオススメ文を寄せた。以下、そのまま引用する。

知らない出版社でした。それもそのはず、麻酔分野などで活躍されている版元さんなのです。これまで麻酔関係の本はほとんど読んできませんでしたし……。というか、私はそもそも、診断学の本は無限に読みたい派ですけれども、治療はちょっとしか読まないし、「処置」とか「手技」についてはほとんど読んだことがないんですよね。当然偏る。しかしそんな中、他社(羊土社)の編集者がぼそっと「こういう本作れたらいいなーって思ったんです」なんて言うんで気になって気になって、読んでみたら2020年の年間ベスト級のいい本だったんですよ。研修医全員買っていいんじゃないかな。形成外科医のお二人が小説仕立ての本論とプロ顔負けのイラストレーションでお送りする、「指先をうまく使うための脳」のはなしと言ったら読みたくなるでしょう。今一番売りたい。

この本はほんとめっちゃ良かった、結局もう2冊買って研修医室に置くなどした。ところで今日から、このnoteの元になっている書評カードは、「ヨンデル選書 2020-2021 3rd season」で用いたものになっています。あと20回くらいでヨンデル選書の書評紹介もおわりじゃないかな。引きつづきどうぞよろしくお願い申し上げます。


(2022.9.30 167冊目)

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