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町中華という名のユートピア

町中華(まちちゅうか)とは、地域に根ざした大衆的な中華料理店のこと。



僕は町中華が好きだ。
味はもちろん、雰囲気が好きだ。

僕は町中華によく1人で行く。1人で行くっていう所が重要なのだ。

町中華に行くシュミレーションをしてみよう。
シチュエーションはこう。

用事があって、始めてくる駅。時間はお昼時。
空いても混んでもいない、ちょうどいい町中華。

まずは入店する。
すかさず店主が大きい声で「いらっしゃい!」
と笑顔で出迎えてくれるだろう。

町中華だぁ!店主元気!

僕は毎回それにキュン死する。
癒されちゃうのだ。

着席。騒がしい店内。
厨房でのやり取り、店主と常連客のやり取り。
全てが美味しさを引き立てるスパイスだ。

店によっても様々だが、町中華は家族でやっていたり、従業員間の仲がよかったりと自分には関係の無い世界のアットホームな雰囲気が堪らない。

アットホームを人がやってるところに1人で飛び込む。疲れとか悩みなんて吹っ飛ぶ。マジで。

これを僕は「逆アットホーム現象」と名付けたい。

あれ、従業員と店主が何か話している。
ここで話に割り込んじゃおう。
「すいません、オススメとかあります?」

町中華の美味いメニューは店によって様々だ。
オススメを食べておけば間違いない。

肉野菜炒めが来たとして、、
絶妙に味付けされた肉野菜炒めで白飯をかき込む。僕は思わず笑みをこぼした。
逆アットホームな店主もこちらを見てニヤついた(気がする)。

残りも半分まで来たところ、ここで中華スープ休憩が入る。
濃い味の肉野菜炒めで支配された口の中を薄味の中華スープがいい具合に民主化してくれる。
ありがとう。

ラストスパート、肉野菜炒めにコチュジャンなどちょこっと味変をしてエンド。
中華スープを飲み干す。

ここで天井を見上げ、「フーっ」と息を吐く。


なんとも言えない高揚感。
ここが理想郷か。

水を飲み、心を落ち着ける。

現実に戻ったと思ったら、会計をし、「ご馳走様!」と元気にお礼をし、店を出る。

これが僕の町中華ルーティン。是非参考までに。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちょっと尺余ったからオススメ町中華載せときます

オススメメニュー
・肉野菜炒め
・麻婆茄子
・油淋鶏ネギレモンソース

オススメメニュー
・回鍋肉定食(これはマジで)
・麻婆豆腐定食
・焼きそば

オススメメニュー
・角煮チャーハン
・キクラゲの和え物

町中華への愛と感謝をこめて。

(2021.06. 06 カラカラ山)

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