映画感想④『夢追いウサギ』

こんチワワ。映画感想4日目ですワヨ。三日坊主にならず良かったです。次は一週間継続を目指します。

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『夢追いウサギ』

まず謝っておきます。何故ならこちら約6分ほどの短編アニメで、映画と呼んで良いか絶妙なところだからです。しかし、ルールでは短編もOKということにしていたため、許してください……!!なんでもしますから!(なんでもするとは言っていない)

こちらの短編アニメ、ピクサー作のアニメーションです。実は、ピクサー映画は毎回本編上映の前に短編アニメーションを上映することが1つのお約束になっています。『夢追いウサギ』は先日感想を書いた『ソウルフル・ワールド』上映時に放映する予定のアニメーションでした。しかし、劇場での公開が中止(延期だったかな?知らない)になってしまったため、『ソウルフル・ワールド』同様Disney+独占配信になっております。

ピクサーと言えばリアルで美麗なCGが売りだと思いますが、今回のアニメーションは絵本のような優しい絵柄で展開されています。最近のアニメーション映画では珍しい手書き風の作風ですね。

正直、Disney+で作品のサムネイルを見たとき、少し古めかしいと感じ、ピクサーのアニメーションだとは思いませんでした。なんなら、『ソウルフル・ワールド』の同時上映とは露知らず、Disney+オリジナルかなと思ったほどです。ですが、アニメーションを再生すると、この絵柄がいかに作品にマッチしているかを窺えます。

物語は、一匹のウサギが理想のマイルーム(巣穴です)を作ろうと穴を掘ることところから始まります。近所には部屋作りの天才のようなモグラやトカゲなど、様々な住民がいます。ウサギを手伝おうとする住民達ですが、当の本人は一人でやり遂げようとその手を払いのけます。最終的にウサギは1つの大きな失敗をしてしまい、皆に迷惑をかけることに。

作品のテーマは「人に甘えることは良いことかか否か」。

主人公のウサギは、「自分のマイルーム」を作るといった漠然とした目標(夢)を持っていますが、どうすれば良い部屋が作れるか、何をすればいいのかと言った過程を立てることができていない状態です。それ故、自分の目標を他人に見せることを恥ずかしがっており、また、他人に自分の領域に踏み込まれることを不得意としています。

人間でもいますよね、こういう人。他人にあまり心を開かず一人で全て背負い込んでしまう人。

結局、ウサギは大きなミスを犯し、周りの人々に手助けしてもらい迷惑をかけてしまいます。しかし、皆はニコニコしており、それどころか「なんとかできて良かった」というような雰囲気でウサギをフォローします。そこでやっと自身に「他人に甘える」、「人の手を借りる」ことを許し皆で目標を達成することに成功します。

これも人間と一緒ですね。背負い込みすぎて爆発してしまう。

確かに、人に迷惑をかけると罪悪感を感じる物です。しかし、実際人に頼ってみると、プロジェクトを上手く遂行することができたり、案外皆いい顔して手伝ってくれるもんです。それに、頼られると人って嬉しいんですよね。自分の肯定感が爆上がりするというか……。

だから、一人で全て抱え込んで破滅する前に人に甘えてみよう!!!!私!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

偉そうなこと言ってますけど、私も一人で全て抱えて大きな失敗をしでかすタイプですからね。このアニメーション、6分ほどしかないのに主人公に感情移入しすぎて怖くてガチ泣きしちゃったナ……。

『ソウルフル・ワールド』でも、他人を信じず、出生を拒んでいた22番がジョーと行動することで地上に行く決心をつけることができましたから。



これ『ソウルフル・ワールド』の感想におまけで書くのが1番綺麗なまとめ方だったな・・・・・・。まぁでも1000字ちゃんと書けたのでいいか・・・・・・。あぁ、後、課題提出日が迫っているのでここ一週間ほど短編・中編映画の感想が多くなりそうだなぁ(小声)

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