マガジンのカバー画像

擬態書

8
運営しているクリエイター

記事一覧

擬態書ー腕に覚えあり

擬態書ー腕に覚えあり

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます

今や絶滅危惧種となったヤンキー。昔のヤンキーは100m先から一見しても分かるなどと形容された。今はといえば、反社会的勢力も含めてぱっと見ただけでは分からないような人も多い。

見た目も行動も、ヤンキーは分かりやすかった。主張があれば喧嘩、負ければ勝つまで喧嘩。認め合うことができれば友達に。ヤンキーが減ってきた今の時代、そのような明け透けな関係

もっとみる
擬態書ー風変わりな人

擬態書ー風変わりな人

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます

風は、不思議な存在だ。地面に落ちた木の葉だけではなく、様々なたとえ表現も吹き流してくれる。

風のように去る

風の吹き回し

肩で風を切る

文字通り、吹き流れる風をイメージした表現だ。英語表現でも様々な慣用句があるようだ。

like the wind (風のように素早く)

have the wind at one's back (風に

もっとみる
擬態書ー足を洗う

擬態書ー足を洗う

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます

一度依存すると、なかなかそこから抜け出すのは難しい。きゅうりのおしんこ、食後のスウィーツ、筋トレ後のプロテインなど、枚挙に暇がない。

そしてそれは、いい意味ばかりとは限らず、むしろ「依存」という言葉を聞くとあまりよろしくない連想ばかりが過ぎる。タバコ、酒、ドラッグ、悪い付き合いなどがその例だ。

中毒性のあるものもあるが、「鋼の掟」で強制的

もっとみる
擬態書ー力士

擬態書ー力士

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます

日本の国技といえば、相撲。だが、友人に言わせればそれは認められないという。他の国のように、皆が皆その世界に憧れを抱き、進もうとする訳ではないからだ。

確かに、体格がものをいう世界であり、かつ泥臭いイメージもある。

それでも、江戸時代から続いた長い歴史があり、小学生の時分は相撲に明け暮れたりもした。国技の正式な定義は知らぬが、私の中では紛れ

もっとみる
擬態書ー下町ロケット

擬態書ー下町ロケット

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます

自分は技術屋である。技術屋にとって一番の喜びは、今までになかったような、斬新なモノづくりができた時ではないだろうか。

製品そのものが、作り方が、材料が、売り方が。一口に新しいと言っても様々な新しいがある。人によって趣向は異なるが、新しさのもつ魅力はもはや魔力と言っても過言ではない。

新しいを生み出すのに、会社の大小は関係ない。皆切磋琢磨し

もっとみる
擬態書ーモストマスキュラー

擬態書ーモストマスキュラー

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます

擬態書の成り立ちは、大きく分けて2つある。1つは文字を眺めていて思いつく場合、もう1つは像から文字が思いつく場合だ。後者の方が、何だか象形文字のような意味合いがあって好き。

急にボディビル のポージングを書として書きたくなった。こんな時こそ擬態書だ。この場合、先に最終形が決まっているので、像から文字を思い浮かべるしかない。

「腕がこうなっ

もっとみる
擬態書ー明け暮れる

擬態書ー明け暮れる

※この記事は実質無料で読むことができます

今年の頭に、ぼーっと考えていた。ぼーっとしているのに考えているというのも不思議なものだが、自分にはしばしばこういった機会がある。ああでもない、こうでもないと。

ふと、「明け暮れる」という単語が頭に浮かんだ。明けなのに暮れるの?という違和感を感じた。言うまでもなく、日が明けてから暮れるまでずっとという意味だが、いつまでもそれが引っかかっていたのだ。

もっとみる
擬態書ー吹

擬態書ー吹

※この記事は実質無料で読むことができます

いきなり書にはまった。iPadを購入し、書道アプリをインストールしたのがきっかけだろう。

アップルペンシルを用いると、思いの外心地よく書ける。これなら、通常の書道もうまいこと書けるのではないかと思った。

元々書道は小学校の授業でしか教わったことがない。筆文字がうまく書けないというのが30年来のコンプレックスだった。

「やるなら今だ」という声が聞こえ

もっとみる