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【小説】街風

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創作小説。 一つの街を舞台に縁ある人達が紡ぐ物語。
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2021年8月の記事一覧

街風 episode.23 〜離れ、交わり、離れ離れ〜

 「そろそろ彼女作れば?」  「いつまで想い続けてるんだよ。」  「告白しちゃえよ!」 …

けーすけ
3年前
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街風 episode.22.3 ~GIRLS TALK〜

 「ただいまー。」  「お姉ちゃんおかえり!」  「まだ起きてたの?」   パジャマ姿の…

けーすけ
3年前
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『趣味:自己表現』 街風/言葉の掃き溜め【番外編】

 僕は、小さい頃からずっと空想の世界が好きでした。  一人っ子だった事もあり、1人でレゴ…

けーすけ
3年前
7

街風 episode.22 〜WALKING UNDER THE MOON〜

 「あー、お腹いっぱい!」  ケンジ先輩は膨らんだお腹をポンポンと叩きながら、満足そうな…

けーすけ
3年前
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街風 episode.21 〜RUN TO YOU〜

 ありがとう、ありがとう。  そう何度も心の中で叫びながら、涙を堪えて必死に駅に向かって…

けーすけ
3年前
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街風 episode.20.1 〜真夜中の来訪者〜

 「もー、ノリさん。最近なんかおかしいですよ。」  また今日もケンジはぐちぐちと文句を言…

けーすけ
3年前
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街風 episode.20 〜GOOD NIGHT、GOOD BYE〜

 「本当にこれで良かったのか?」  「ああ、付き合ってから今までもずっとあいつの心の中心にいたのはノリだったし、それを上書きする事はできなかった。だから、プロポーズだって一か八かの賭けだったんだ。でも、それよりもノリと再会したことが大きかったんだろうな。」  ケイタの頼んだ飲み物が来たので改めて乾杯した。  「遅れてごめんな。で、ユリエさんは今どうしているんだ?」  気まずそうにケイタが聞いてきた。  「俺と別れた足でそのままノリのお店へ向かっているんじゃないのか?