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大人になって、勉強をするのが上手くなった気がする


まえがき


声を大にして何度も言いたいけど、私は英語が苦手だった。10年前はTOEIC200点台だったし。それでも今こうして、言いたいことを英語で言えるようになって、イギリスで大学を卒業したり完全英語環境で仕事をしていてるのは、ひとえに私がこの10年間毎日ちゃんと努力をしていたから。

間違えないで欲しいのは、私は高校時代、別に怠けていたわけじゃなかった。宿題はちゃんとやるし、授業のノートもちゃんと取って、受験生の時には毎日夜10時まで塾の自習室で勉強していた。私は社会科目が苦手だったので、受験科目は英語、国語、数学のみ。一番力を入れて勉強していたのは英語だった。毎日、1-2時間は英語の勉強に費やしていたと思う。
それでも、そんなに努力をしたのにTOEICが200点台。今、同じように毎日1-2時間ドイツ語を勉強して、たった2年ほどで共通テストで7割取れるようになった。TOEICで言うと、おそらく600点くらいかな、と思う。こないだ自信をもってB1のテストを受けた。多分受かってると思う。
この差はなんなんだ?
(ドイツ語の方共通テストの方が英語のそれよりも簡単に作られているということはありそうだけど)

私の高校時代までの勉強方法なんて、酷いもんだ。ちゃんと終わらせた問題集なんて一冊もない。急に歴史の教科書をまとめたノートを作ろう!と張り切ってノートをまとめようとするが、だいたい教科書2,3ページで飽きてしまう。「綺麗なノートを作るな」というのはよく聞くが、本当にその通りだ。
ちゃんと根気がある人ならともかく、私みたいなのが綺麗なノートを作れるわけがない。己を知る事が、勉強の第一歩なのだろう。

じゃあ、勉強に関連しそうなことで、私が得意な事は何だろう?書き出してみた。

得意な事

  • 人と喋る

  • 毎週x曜日のこの時間に集まって皆で決まった何かをする

  • 1-2週間単位で計画を立てて、その通りに終わらせる事(前倒しがオッケーな前提)

  • スマホで隙間時間に何かをする

  • パソコンで作業をする

苦手な事

  • 細かい計画を立てて、その通りにこなす

  • 自分で「何が重要か」を考えてそれをまとめる

  • 机に向かう

  • 毎日同じ時間勉強をする

  • YouTubeなどで勉強の動画を最後まで見る

  • (日本語以外で書かれた)本を最後まで読み切る

受験勉強の時は、だいたいこの苦手な事をやっていた。
こう見ると、私って割と得意な事が多いんだなと思うけど、これ全部高校生の時は気づいてなかったし、特に昔はスマホなんかなかったし、パソコンもそんなに色々なことは出来なかったので、最後の2つは不可能だったと思う。これは技術の進歩のたまものだろう。
ていうか、机に向かうのが苦手ってかなり致命的なんだけど、最近はお気に入りのペンとノートを買ったので、それが少しだけ出来るようになっている。水性ペンってテンション上がるよね。

今やっているドイツ語の勉強方法

私の得意な事を踏まえて、今やっていて「成果が出ているな」と感じる勉強法を羅列してみる

コミュニティで、毎週開催の勉強会

いつもありがとうございます。
これは私が開催している、私の為の会なんだけど、ドイツ語大好きクラブでA2の時から毎週スピーキングの試験対策勉強会を開いている。なんだかんだで毎週2-3人、多い時には5,6人くらい参加してくれる。人と一緒にスピーキングをやると、ちゃんと喋れなかったら恥ずかしいからちゃんとやらなきゃと思うし、そう思ったらちゃんと自分での勉強でもスピーキングの練習を裏でやるようになる。

Ankiで単語をひたすらやる

単語記憶アプリ、AnkiDroid (iPhone版はAnki)をやっている。
単語は出会いなので、Ankiデックに出てくる単語も、最初から完璧に覚えなくてもいい。ただ、なんかの文章で出てきた時に「あ、なんか見たことある!なんだっけ?」ってなることが出来たら勝ち。その時点で「なんか名前聞いたことある」から「顔見知り」に昇格するチャンスになる。
ちなみにこのB1_Wortliste_DTZ_Goethe のデックはマジで神。

私は、これを毎日合計1-2時間くらいやるのを続けている。
朝息子を保育園に連れて行ったら、そのまま湖の周りを1時間散歩しているんだけど、その時にひたすらやる。
残りは、仕事しながらちょくちょくだったり、友達と通話しながらポチポチだったりと、気が向いた時に少しずつやってる。毎日少しでもやる、が大事だと思う。

Jiraを使って2週間ごとの計画を立てる

大正義 Jira。これは本来ソフトウェア開発のプロジェクトに使われるツールなんだけど、これを自分のドイツ語の勉強に活用している。
AgileのSprintはだいたい2週間だから、細かい計画よりもざっくり計画を立てて前倒しで終わらせたい私には向いている。
Jiraのボードはこんな感じ。今はゆったり期だからチケット少な目。

Jira でのSprint ボード

テスト前はSprintを1週間ごとにしたりしてた。
本の目次からリストを書き出してそれをチケットに落とし込むと、「この本がだいたいこのくらいで終わるな」という目安になる。
チケットをIn Progressに動かしたり、Doneに動いたチケットのリストを眺めて「お、頑張ったじゃん」と思うのがとてもモチベになる。

問題集に直接書き込む

問題集が終わらない原因が、ノートに書き込むからだと思ったので、答えは問題集に直接書き込むようにしたんだけど、これが成功した。
問題集を見たらやった分がわかるし、ノートに書き込む手間がなくなるから、ちゃんと問題集を一冊終わらせることが出来てる。見返すのも簡単だし、すごく良かった。
もしもう一周したくなったらその時に新しいの買えばいいだけなんだよね。大人だからそういう事も出来る。

学習用のモバイルアプリを使う

アプリはいいよ。私みたいなスマホ依存の奴は、逆にスマホで勉強しちゃうのがいいよね。
「ちょっとスマホ触りたいな」って時にアプリ開いて少しずつ進めていけるし。
最近やってるのはDuolingoVHSの出してるアプリ。
Duolingoはマジでいいよ。同じ言い回し芽何回も出てくるから、自然に名詞の性や言い回しを覚えたり出来てる。私のSprechen の基礎を作ってくれたと言っても過言ではないよ。
VHSのアプリもいいよ。B1の丁度いいレベル感の長文やリスニング教材を見つけるのって至難の業なんだけど、これ一個やれば網羅できる。テーマもやけに実用的(飛行機が遅れたとか、大家に家を追い出されそうで困ってるとか)。
あ、Ankiも学習用モバイルアプリだよね。最高だよ。

見栄を張る

語学学習の記録というTwitterサークルを作った。
自分で作ったからには、何かしら報告する事がないと…という見栄心が働くので、ここで報告する為だけに机に向かうことができる。怠けてたら叱咤激励をくれたりするのも良い。

出来ないなと思ったことは、いくら他の人が進めていてもやらない

YouTubeで「B1リスニング!」みたいな動画を見ることはしなかった。みんなが勧めているし、きっと勉強になるんだろうけど、動画としての面白さがないとなかなか最後まで見れない。だから私はやらなかった。
あと、「この問題集オススメ!」と言われたら「それ良さそう!」って思って買いたくなるけど、でも自分の持っている問題集を終わらせることの方が大事だと思ったからそれはやらなかった。

まとめ

勉強が得意だった子って、昔からちゃんと自分の得意、不得意に気づいて、自分に合った勉強法を試せていたのかな。だからこそ頭がいいんだろうなぁ。
スタートダッシュは遅れたけど、今自分らしく勉強を頑張れているので、このまま進めていきたい。

#私の学び直し #ドイツ語


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