見出し画像

大事なことは全てゲームセンターで学んだ

こんにちは。センリです。ゲームとかやるVtuber的なことをしています。
せっかくこういうことをしているので、自分の普段考えていることを記録に残したく、noteに書いてみようと思いました。

木曜21時からの配信が50回続いた話

今年の2月にゲームセンターで「三国志大戦」の配信を開始して、先日ついに50回を迎えました。
50の内の10くらいは週末ですが、ともかく1年近く毎週木曜の21時~23時に秋葉原のゲームセンターで配信してきたわけです。
仕事をしながらコンスタントにこれをやるのは難しく、2人とも「よく続いたなぁ」なんて思っている次第です。

何故50回続いたのか?
これは私がゲームセンターで育ち、良さを知っていて、見て下さる方と共有してきたから。
きっとそういうことなのだと思います。

ゲームセンターは楽園だった

昔話で恐縮ですが、私は人と一緒に遊ぶ楽しさはゲームセンターで学びました。
学校の友達でもない人と一緒にゲームを遊び、友達になり、ゲームのことを話したり、約束もしてないのに毎日店で会ったり、仲良くなって一緒に旅行に行ったり。
そこにいるのは私を含めて世の中からやや外れた者ばかりですが、ゲームセンターは変わり者の第二の学校のような場所でした。

とはいえ、時間は私達を「大人」にしてしまうわけで。
すなわち、会社に行って、仕事をして、部下を持って、中には引っ越したり、結婚したり、子どもができる人もいたり……
しかもゲームセンターはどこも苦境で、私が通っていたお店も程なく閉店してしまいました。
昔は毎日のように会っていた仲間たちとも、どんどん疎遠になっていきます。
私もいろいろな理由があって、結局ゲームセンターから離れていきました。

「あの頃は楽しかった」なんて言葉もありますが。
いわゆる「大人」になりきれない私は、その頃への思いを捨てきれず。
代わりに仕事に必死になって忙しさで余計なことを考えないようにしつつ生きていました。
当時はそんな自覚すらなかったのですが、今にして思えばそういうことだったのだと思います。

配信を通じてコミュニティを再興する話

その後しばらくして、幾つかの偶然(※)があり、ゲームセンターでゲームの配信をすることになりました。
※詳細は本記事の最後に貼っている動画 (の25分頃) を参照下さい

初めて配信した時のことは今も覚えています。
ゲームセンターでヘッドセットをして、一緒に配信してくれる友人と会話をして、チャット欄にも返答して……という初めてのシチュエーションでした。
何より、自分のプレイを不特定多数の人の公開するなんて経験はないわけですから、ものすごく緊張していました。

しかしながら、始めてみると、あらゆる不安が吹き飛び、ただひたすらに楽しい時間でした
5年以上燻っていた思いが一気に爆発した時間でもありました。
遠くに行ってなかなか会えない友人が見てくれたり、たまたまYoutubeを通じて見つけて見てくれた方もいて。
数十人くらいの方が見てくれていたと思います。
世間的に見たら大したことない数字でしょうけれど、私にとっては何と感謝したら良いかもわからない人達です。
物理的にはゲームセンターにいるのは私と友人の2名なのですが、Youtubeを介して、そこには何十人というコミュニティが再び立ち上がっていました。
一度なくしたものを、再び得たわけです。

インターネットは場所と時間を超越すると言います。
とはいえ、私から皆さんに送れるのはゲームの映像と会話の音声で、見ている方からはチャットの文字列と評価ボタンくらいなものですが。
私達の過去の思い出が今の目の前の光景と結びついて、まるでその場に皆で集ってまたゲームをしている。
そんな気分になりました。

ゲームセンターと私達

今や、若い人はゲームセンターでゲームをするのは稀だと思います。
どんどんゲームセンターも減ってますし、私がやってるゲームも25歳以下の方を探すほうが難しいので、行く末の覚悟はしなければいけないと思っています。

しかし、ゲームセンターは特有の雰囲気があり、非日常感を持って配信できて、皆さんとそれを共有できます。
その後で家での配信もするようになりましたが、ゲームセンターでの配信はそれとは少し違った空気感があると明確に感じます。
家での配信は日常ですが、ゲームセンターはイベントとは行かないまでも、日常と非日常の間くらいの、心地よいバランスにあるのでしょう。

こうした配信がゲームセンターの存続にどれくらいポジティブな影響があるのかはよくわからないのですが。
少なくとも私個人はこの魅力を改めて感じることができたのはラッキーでした。
願わくば、ゲームセンターの文化が何らかの形で今後も根付いていく一助になれば良いのですが。

今後のこと

ここからは私の中で未だ答えのない話なのですが。
今後、私がやるべきことは幾つかあると思っています。

1.今の場を持続可能な範囲で続けていくこと
50回と言わず、100回、それ以上に続けていきたいですね。

2.場を広げること
これは動画の再生数を増やすという意味でなく (Youtube的にはそれが通貨ですが)。
学校の友達の比喩で言えば、いつも行かない場所に一緒に行くとか、何か違うことにチャレンジするとか、新しい人と会うとか。
自分たちの世界が広がることは、時に困難を含みますが、総じてより幸せに生きることに繋がると思います。
今年得たこの場をもっと育てて、より良いものにしていきたいですね。

3.成長すること
Youtubeとリアルな交流で一番違うことですが。
仕組み上、私がなにかしない限りは何も起こりません。
私が何かしたとして、その結果は、私の作ったサムネイルとか、つけたタイトルとか、普段の活動から来る信用度合いとか、そういったものが反映されます。
つまり、私が頑張らないといけないんですね。
もちろん自分で何でもできるわけではないですし、見て下さる方あってのことなのですが。
私がサボったり、おかしなことをしたらそれがそのままダイレクトに返ってくる世界なので、ある意味とてもシビアですね。

まとめると、
・今楽しいことを続けて
・他のことにもチャレンジして
・自分が成長する
当たり前ですけど、こうしたことをしていくことが、今の楽しさをもっと広げていくために必要なことで。
それを実践して、皆さんにもっと楽しいことを届けられるようになりたいと思っています。

この記事の元になった会話

今回の記事は、一緒に配信をやってきた2人で振り返った以下の配信が元になっています。
もし興味があったら見てみて下さい。
長いので、作業ついでに流し聴きするような使い方が良いかと思います。


今回は個人的には割と大きなイベントがあったのでやや大がかりなことを書きましたが。
今後はもうちょっと気楽に、テンポ良く自分の思っていることをつらつらと書いていきたいと思います。

今後とも、よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?