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【女医が伝える】その胃の不調、放置しないで!

その人の好きなものや生活スタイル、食事や趣味まで。できるだけその人をたくさん知る。
そして病気ではなく、その『人』を診る。
現代の日本のような”治療=西洋医学”ではなく、自身の自然治癒力を高める栄養療法なども用いた【バランスメディカル】の重要性を伝える『病気にさせない内科医』るり先生。

問診や血液検査などにより疾患の原因を追究し、その原因に対する根本的治療を行っている。
2021年から栄養療法を開始
ライナスポーリング博士の提唱する分子整合栄養医学を医療に取り入れた観点からのバランスメディカルを展開する。がんや糖尿病、リウマチ疾患、精神疾患まで幅広い患者を治療している。

こんにちは!

「食後に胸焼けがする」
「食事が多く食べられない」
「酸っぱいものが上がってくる」
そんな経験はないでしょうか。
 
なかなかそれらの症状が取れないと「何か胃に悪いものができてるんじゃないか」と心配になります。

そこで胃カメラを頑張って受け、
「特に悪いものはありませんでしたよ」を言われると、ほっとしますよね。
でもその一方で、じゃあこの痛みはなに?

胃カメラを受けていない人は、
「何が原因なんだろう?」とずっとモヤモヤしてしまいます。心配で余計に胃が痛む。

とりあえず胃薬を病院で出してもらう人。
もしくは市販薬を自分なりに試してみる人。
対応は人それぞれ。

しかしその対応は本当に正しいのでしょうか?


胃薬に種類があるの知ってる?

胃薬には大きく分けて3種類あります。

  1. 胃酸を抑える薬

  2. 胃の粘膜を保護する薬

  3. 胃の動きを整える漢方薬

胃が痛む、不調を感じる一般的な原因は
A.胃を攻撃するやつが多いパターン
B.胃を守る子が少ないパターン 
です。

このバランスがとても大切

A.『攻撃するやつ=胃酸』が出過ぎてるのを抑えてあげればいいので、(1)の胃酸を抑える薬が効果的です。(ネキシウム®/オメプラゾール®/タケプロン®/ガスター®etc..)
B.『胃を守る子=粘膜』が弱くなっているのが原因なので、(2)が適応になります。

市販の胃薬を選ぶときも、上記の分類を意識して商品を見てみてください。
でも自分が誰に合うかわからない人。
結論的には、この3種類の市販薬をいろいろ試して合うものを選ぶしかないです。

病院では多くの医者は、分刻みの外来の中で、
患者さん『胃が痛い、胸焼けがする』
医師『わかりました!ひとまず胃酸を抑える薬(1)を出しておきますね』
となります。
西洋医学的には大きな副作用も認めにくいため、出しやすい薬だからです。

胃薬が栄養が悪くする?

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