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健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで(3)

身バレ防止のため、この話は一部フィクションを含みます。実際の人物や団体などとは関係がありません。

ほぼ寝れない状態で一夜を過ごしました。
何かの間違いであって欲しい、奇跡的に治っていてくれないか、と思いました。
しかしながら、症状は変わらず、むしろ酷くなっている様にも感じました。
右の前腕がビリビリとして手首のあたりの痺れがひどく、腕を少しでも伸ばすと激しい電激痛が生じる状態でした。
表現は難しいのですが、とにかく今まで人生で体験したことがない痛みでした。
健康診断を受けた病院に電話をかけ、訪院しました。

健康診断を受けた病院から、「紹介状を出すので同じ敷地内にある総合病院にかかってほしい」と言われました。
健康診断を受けた病院に紹介状を取りに行きましたが、土曜日で営業時間外であったためか、真っ暗でした。出てきた看護師から紙だけ受け取って、紹介された同敷地内にある総合病院に行きました。
被害にあった病院で受診することに抵抗がありましたし、揉め事がおこった場合にカルテを改ざんされる恐れがあったので、病院の入口でiPhoneのレコーダーを付けて病院に入りました。

総合病院の方につくと、整形外科で診察されました。
若い軽めの話し方をされる医師でした。
診断としては、「正中神経障害で四週間程度でよくなる」ということでした。
(※のちに書きますが、数年以上経った現在でも神経障害の症状は残っています。)
会社に提出するため、診断書を発行してもらいました。

加害した病院の診断を信用することはできませんでした。
同日に別の病院にかかろうと思ったのですが、土曜日の午後と翌日曜日は病院がやってませんでしたので、月曜日に会社を早退して病院に向かうこととしました。

会計でお金を取られることはありませんでしたが、謝罪などは一切ありませんでした。
正直、この病院の看護師が採血を失敗したことが原因ということは明白なので、「謝罪が一言くらいあるだろう」と期待した自分のことが嫌になりました。

とても暑い日でした。腕を伸ばすことができず、肘の間に汗が溜まりました。
激痛のため、帰りの駅でSuicaをタッチすることもできなくなっていました。
今まで自分が当たり前に出来ていたことが、出来なくなったことを実感しました。

続きます。


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