もとけ

大学院博士課程を修了し、企業の元研究職。 研究職で食べていこうと思っていたのに、 採血…

もとけ

大学院博士課程を修了し、企業の元研究職。 研究職で食べていこうと思っていたのに、 採血で神経損傷され、色々なものをを失いました。 この記録が誰かの役にたてたら嬉しいです。

最近の記事

死の誘惑と闘いながら生きる意味

こないだたわいのない会話をしているときに、友達に 「まあ色々うまくいかなれば、しねば良いと思ってる」って言ったら、めちゃくちゃ驚かれた。 死相感がバグっているのかもしれないとそのとき初めて気がついた。 別にRPGだって死んだら、1からゲームやり直すのと同じで自分も同じ感覚だった。 まあ死んだら全て終わりだけど。それで良いと思ってる。 フロイトが説いた「死の誘惑」のように、多くの人は死ぬことが楽になることだと認識していると思っていた。 たまに死んだら楽なんだろうなと思いながら生

    • -はじめに-健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで

      はじめにすでに本編の方を投稿しており、今更ですが「-はじめに-」として今回書かせていただきます。 (1)と重複している話はあるかと思いますが、ご了承ください。 採血による神経障害発生率に関して私が事故にあった後、"採血で神経障害が起こるなんて聞いたことがない"と周りの人たちに言われました。 どれくらいの割合で、採血で神経障害が発生するの調べてみました。 注射穿刺による神経障害発生率の関しての割合は、0.00006%から 0.13%と報告されており(2014年 医療安全対策委

      • 健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで(3)

        身バレ防止のため、この話は一部フィクションを含みます。実際の人物や団体などとは関係がありません。 ほぼ寝れない状態で一夜を過ごしました。 何かの間違いであって欲しい、奇跡的に治っていてくれないか、と思いました。 しかしながら、症状は変わらず、むしろ酷くなっている様にも感じました。 右の前腕がビリビリとして手首のあたりの痺れがひどく、腕を少しでも伸ばすと激しい電激痛が生じる状態でした。 表現は難しいのですが、とにかく今まで人生で体験したことがない痛みでした。 健康診断を受けた

        • 健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで(2)

          身バレ防止のため、この話は一部フィクションを含みます。実際の人物や団体などとは関係がありません。 前回に軽く記載しましたが、今回から詳細について書かせていただきます。 3月に博士課程を修了して、長い学生生活が終わりようやく社会に出れるという嬉しい気持ちでいっぱいでした。 実家から出たことがなく、地元が地方だったこともあり、初めての関東での一人暮らしも楽しみでした。 入社後は、配属先で仕事を覚えることで必死でした。 私は研究職で入職していたので、入社時から配属先が決まってい

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        • -はじめに-健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで

        • 健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで(3)

        • 健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで(2)

          健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで(1)

          身バレ防止のため、この話は一部フィクションを含みます。実際の人物や団体などとは関係がありません。 大学院博士課程を修了し、研究職で企業に入社しました。 しかしながら、入社後に行われた健康診断にて、右腕(利き手)の神経を損傷され、1年以上右腕を使うことができませんでした。その間に、人間関係を含め様々なことが起こり、精神的にもとても苦しかったです。 現在は被害時に勤めていたメーカーを退職し、研究職も辞めてしまいました。 当時と向き合うため、そして、同じ様なことが起こっているよう

          健康診断の採血で腕の神経損傷されて、新卒で入った会社を退職するまで(1)