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今、私たちにできることをカタチに

石川県能登地方を震源とする地震により、被災された皆さまにお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。


利用者とともに考える支援

どろっぷ大倉山・サテライト綱島では、子育てひろば全国連絡協議会とも連携した復興支援として、被災された子育て家庭の支援に専念されている2団体に向けて、募金活動を通して少しでも多くのメッセージを届けられたらと思っています。
日常のひろばを利用しているご家庭の中でも、北陸地方に関わりのある方や心配されている方、何か少しでも力になれることがあれば…と思われている方もいらっしゃるかと思いますので、そのような想いをカタチにしていけたらと思います。

現在、利用者親子がひろばで作成してくれた募金箱を両拠点の受付に置いています。
設置してすぐに、
「北陸出身で今回の震災がとても気になっていたため、こういう取組がありがたく賛同したい」
等の声がありましたので、皆さまからのお気持ちを寄せていただけましたら幸いです。

利用家庭お手製の募金箱

どろっぷの運営法人でもある認定NPO法人びーのびーのでは、「能登半島地震 被災地支援募金」として、各事業所でも2月29日まで行っていますので、ぜひお近くの事業所にお立ち寄りいただけたらと思います。
ご理解・ご協力の程、何卒よろしくお願い致します。
【ご参考】能登半島地震 被災地支援募金 – 認定NPO法人 びーのびーの

今年度も「どろっぷDays」「ぐるっとまるっとdays」を開催

さて、昨年度同様に地域開放行事として、どろっぷ大倉山では「どろっぷDays」、サテライト綱島では、「ぐるっとまるっとdays」を12月に開催させていただきました。

どろっぷDaysのチラシ

地域作業所からの作品や地元農家の採れたて野菜の販売、木工の体験教室など地域の方や、利用者、ボランティアによるお楽しみ企画等を実施しました。
今回、初めて実施したフードドライブについても、地域の方からの温かく心強い反響等もあったため、今後も継続的に実施していきたいと思っています。
両拠点に足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

地域の方からの関心や協力を得て身近な活動に

どろっぷ大倉山の方は、昨年6月に大倉山地区連合町会から多大なるご協力をいただき、4年ぶりに太尾防犯拠点センターで「どろっぷデー」を再開させていただいたため、今回は利用者主体の活動となりました。
昨年度の企画テーマであった「大倉山の歴史を知ろう&語ろう」の続編として、「港北区わたしのおすすめの場所」を地図上に付箋で貼りだしました。
「2月の梅まつりがコロナ明けに再開して嬉しかった」
「〇〇こどもクリニックは相談もできて、病児や一時保育も安心して利用できる」
「新横浜大橋から見える富士山がすごく綺麗☆」
等、日常の子育てにおける楽しみや工夫等が随所に盛り込まれていました。

また、公園での過ごし方についての記載も多く、緑に囲まれ子育てしやすい環境であることも、改めてありがたく感じた次第です。
皆さんからのメッセージはとても興味深いものばかりで、たくさんの発見があったため、「みんなでお散歩出来たら楽しいだろうな~」という想いが湧きあがったほどです。
今もひろばに掲示していますので、ぜひ皆さんも、見ていただいたり書き込んだりしてみてくださいね。

日常生活での楽しみや工夫が盛りだくさん!!


子育てには欠かせない地域とのつながり

サテライト綱島でも同様に、利用者の発案企画に加え、家庭防災員からの防災グッズ展示や消防署からの救急救命体験、よさこい踊りなど、地域の方との繋がりや伝承の温かさ等を実感する貴重な機会となりました。

ぐるっとまるっとdaysのチラシ

特に綱島地区では、駅の再開発が進み駅前のビル建設に加え、まちづくりの一環として、区の文化芸術活動の拠点となる港北区民文化センターの整備も進んでいますが、若い子育て世帯の転入も更に増えていると実感しています。

また、4か月児健診アンケート調査では、自分が生まれ育った土地で子育てをしていない家庭に加え、親族のサポートが得られず夫婦のみで産後を過ごしている家庭が年々5%ずつ増えているという状況がデータでも出ています。
私たち拠点は、地域に向けてもっともっと開かれた場にしていくとともに、このかけがえのない乳幼児期に、夫婦以外の第三者と出会わせていくことや接点を創っていくことで、その人にとって子育てのパートナーだと思える存在や家族のように頼れる関係性を地域の中で紡いでいけるような環境づくりに少しでも寄与していけたらと思っています。

先日、受けた研修の中で、アフリカには「一人の子どもを育てるには村中の大人の知恵と力と愛が必要」とのことわざがあると聞き、大変感銘を受けました。
地域のたくさんの人に囲まれ、たくさんの人の手を借りながら子育てをスタートできる、そんな一人ひとりの子育てを応援できる施設でありたいと思っています。

スタッフ一同、心をひとつにして精進して参りますので、今年も一年どうぞよろしくお願い致します!

どろっぷ・どろっぷサテライトへのお問い合わせは、ホームページにて受け付けております。本記事に関するご感想もお寄せください。
港北区地域子育て支援拠点どろっぷ